馬産地ニュース

JRA日本中央競馬会のセレクションセール購買馬が日高育成牧場に入厩

  • 2022年08月09日
  • 日高育成牧場に入厩したセレクションセール購買馬
    日高育成牧場に入厩したセレクションセール購買馬
  • JRA購買のアニマルキングダムの本邦初年度産駒
    JRA購買のアニマルキングダムの本邦初年度産駒
  • 11,000,000円(税込)で購買したデクラレーションオブウォー産駒の牝馬
    11,000,000円(税込)で購買したデクラレーションオブウォー産駒の牝馬

 8月3日、JRA日本中央競馬会が北海道セレクションセールで購買した1歳馬が、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場に入厩した。

 JRAは7月26日、27日に新ひだか町静内神森にある北海道市場を会場に開催された北海道セレクションセールにおいて、19,800,000円(税込)で落札したのを筆頭に、牡12頭、牝6頭の合計18頭を購買。購買総額は198,550,000円(税込)にのぼった。父馬別ではデクラレーションオブウォーが3頭、サトノダイヤモンドとスワーヴリチャードが2頭、アニマルキングダム、オルフェーヴル、カリフォルニアクローム、シュヴァルグラン、タリスマニック、ドレフォン、ニューイヤーズデイ、パイロ、ブリックスアンドモルタル、マインドユアビスケッツ、マクフィが各1頭となる。

 各飼養先から日高育成牧場に輸送された18頭は、馬運車から降ろされると石丸睦樹場長ら職員によるメディカル検査、歩様チェック、馬体重測定、マイクロチップ検査を終えると用意された馬房へ入った。これからはJRA育成馬として管理されることになる。

 購買を担当したJRA馬事部生産育成対策室の秋山健太郎氏は「今年のセレクションセールは最初から高額馬が続きました。600頭以上の申込馬の中から選ばれただけあって、資質の高い馬がたくさん上場されていました。われわれの予算では手の届かない馬が多かったのですが、そんななかでも昨年のセレクションセールでの購買頭数(12頭)を超えることができてよかったです。牡牝の性別関係なく、アニマルキングダム、カリフォルニアクローム、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、ニューイヤーズデイ、ブリックスアンドモルタルと新種牡馬の初年度産駒を中心に良い馬を揃えられました。
 来年のブリーズアップセールは楽しみなラインナップになるのではとおもいます。九州1歳市場、八戸市場、セレクトセールで購買した6頭を含めて今回までで24頭になりました。あと50頭ほどをサマーセールとセプテンバーセールで購買する予定です。また資質の高い馬が上場されるでしょうから、しっかり下見をして購買していきたいです。今回購買したうちの何頭かはサマーセールでの購買馬と一緒に宮崎育成牧場へ運びます。日高育成牧場で管理する馬は、夜間放牧を挟んで馴致調教と進んでいく予定です」と話した。