JRA日高育成牧場でジョッキーベイビーズ北海道地区代表決定戦が行われる
7月31日、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場において、全国ポニー競馬選手権「第12回ジョッキーベイビーズ」北海道地区代表決定戦が行われた。
「全国ポニー競馬選手権第12回ジョッキーベイビーズ」は全国各地で乗馬に励んでいる子どもたちにとっても夢の舞台。全国各地で行われる地区代表決定戦・選考会を経て地区代表となったちびっ子ジョッキー達が、東京競馬場の芝コースを舞台に日本一を目指して白熱したレースを繰り広げるもので、2009年から行われている。一昨年は新型コロナウイルス感染拡大のため開催中止。昨年は地区代表決定戦中に新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。今年は10月9日に開催予定となっている。
北海道地区代表決定戦は東海地区、沖縄地区に続き3地区目の代表決定戦。小学4年生の9歳から中学1年生の13歳までの7人で争われた。
当日朝、JRA日高育成牧場に集まった7人は、抽選で4人と3人に分かれて、1600mダートトラック馬場で直線200mの予選を実施。各予選の上位2人で決勝を戦った。
予選1組目は4人で争われ、牡21歳のハクに騎乗した小学5年生で浦河ポニー少年団所属の大池由紀菜さんが1着。牝5歳のサクラに騎乗した中学1年生で有限会社チェスナットファーム所属の広瀬仁乃さんが2着に入った。
予選第2組目は3人で争われ牝年齢不詳のロビンに騎乗した小学4年生で浦河ポニー少年団所属の鈴木優雅さんが1着。騙4歳のジローに騎乗した小学5年生でサンバマウンテンファーム所属の小林莉翔さんが2着に入った。
4人が出揃った決勝戦は300mで争われ広瀬さんが1着。大池さんが2着。広瀬さんが2度目の挑戦で決勝大会への切符を手にした。
ウイニングランを終えゴール板前付近に凱旋した広瀬さんには、石丸睦樹JRA日高育成牧場場長が全国ポニー競馬選手権「第12回ジョッキーベイビーズ」の招待状を贈呈。広瀬さんは「スタートして右の鐙が外れてそのあと左の鐙も外れていたのですが、絶対勝ちたかったので太ももと鞭を使って落馬しないでゴールまで我慢しました。サクラの状態も良かったです。馬が頑張ってくれました。後でにんじんを食べさせてほめてあげます。サクラを育ててくれたおじいちゃんに感謝です。今回が最後のチャンスだったので優勝できて嬉しいです。東京競馬場では乗る馬が違うのでうまの状態をよく見て、決勝でも誰にも負けないように頑張りたいです」と話した。