札幌競馬場で札幌競馬場HERO展
7月23日に開幕した札幌競馬場において、札幌競馬場HERO展が開催されている。場所はスタンド4階展示スペース。時間は開門から閉門まで。
札幌競馬場HERO展は競馬開催中の展示イベントのひとつ。真夏に開催される札幌競馬の重賞レースは、秋の大舞台を見据えた一戦としてハイレベルな戦いが繰り広げられ、歴代優勝馬にはG1ホースがズラリと名を揃える。札幌競馬場HERO展では、札幌競馬の重賞レースを制したG1馬31頭を紹介し、さらに札幌競馬を代表する重賞「札幌記念」の歴代入場者数ベスト3のレースを取り上げた。
「白毛のアイドル」ソダシは二度、札幌で重賞を制覇。最初は2歳夏の札幌2歳S(G3)で2歳コースレコードを0秒1更新する快勝で勝利。クビ差で下したユーバーレーベンは、のちのオークス馬となった。その後、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)、桜花賞(G1)を制したソダシは、3歳夏に再び札幌へ。札幌記念(G2)に出走すると、ラヴズオンリーユーの追撃を退けてゴール。3歳馬ながら牡馬を含む古馬を相手に勝利してみせた。4歳を迎えた今年はヴィクトリアマイル(G1)で3つ目のG1タイトルを手にしている。
ほかにも、昨年の札幌2歳S(G3)で4馬身差の圧勝劇を見せ今年の皐月賞(G1)を制したジオグリフ、2019年のヴィクトリアマイル(G1)をJRAレコードで制した後、久々の2000mにもかかわらずラッキーライラック、ペルシアンナイトの追撃を抑えて2020年の札幌記念(G2)を制覇し、冬には同じ2000mの香港C(G1)に勝利したノームコアなどの雄姿を展示。そうそうたる31頭の足跡を見ることができる。
札幌記念歴代入場者数のベスト3は、1位が皐月賞馬トウショウボーイと日本ダービー馬クライムカイザーが出走した1976年の60,549人、2位はエアグルーヴが圧勝した1997年の49,736人、3位が凱旋門賞(G1)のステップとしてハープスターとゴールドシップが対決した2014年の46,097人。HERO展を見ると札幌記念がG1レースかとおもうほど豪華な顔ぶれだと再認識できるだろう。