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門別競馬場で2022ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド門別が行われる

  • 2022年07月29日
  • 2022ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド門別出場騎手の紹介式
    2022ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド門別出場騎手の紹介式
  • TR門別第1戦を制した小林凌大騎手
    TR門別第1戦を制した小林凌大騎手
  • TR門別第2戦を制した木間塚龍馬騎手
    TR門別第2戦を制した木間塚龍馬騎手
  • TR門別を勝利で飾った笑顔の2人
    TR門別を勝利で飾った笑顔の2人

 7月27日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、2022ヤングジョッキーズシリーズ(2022YJS)トライアルラウンド門別(TR門別)が行われた。

 YJSは2017年に創設されたJRAと地方競馬の見習い騎手による競走。今年で6回目を迎えた2022YJSには、地方競馬所属騎手39名、JRA所属騎手24名の合計63名が出場する。12月16日(金)に名古屋競馬場で、12月17日(土)にJRA中京競馬場で行われるファイナルラウンド出場に向けて、7月5日(火)の盛岡競馬場から各地の地方競馬場を舞台に、東日本地区と西日本地区の2つに分かれてトライアルラウンドが実施される。

 この日のTR門別は東日本地区2戦目。地方競馬からは古岡勇樹騎手(川崎)、菅原涼太(大井)、木間塚龍馬(船橋)、室陽一朗(浦和)、中島良美(浦和)、若杉朝飛(北海道)騎手の6名、中央からは山田敬士、土田真翔、小林凌大、大塚海渡、秋山稔樹(いずれも美浦)騎手の5名が出場。なお騎乗予定だった神尾香澄(川崎)騎手は怪我のため騎乗を取りやめた。

 第10競走のヤングジョッキーズTR門別第1戦は距離1200m(外)で12頭立て。3番人気に支持されたアルバトリアに騎乗した小林凌大騎手が、神尾香澄騎手から乗り替わった落合玄太騎手騎乗のハグンジョウをゴール板前で交わして1着となり30ポイントを獲得した。小林騎手は「前で3頭がやり合っていたので、ゴール前では何とかなるかなあと思って騎乗していました。100m前で勝ったと確信しました。とてもうれしいです。もうひとつ勝ってファイナル進出を確かなものにしたいです」と答えた。

 第12競走のヤングジョッキーズTR門別第2戦は距離が1700m(外)で12頭立て。1番人気のアルマブレイドに騎乗した木間塚龍馬騎手が、菅原涼太騎手騎乗のクライマックスの追撃を鼻差抑えて逃げ切り、見事30ポイントをゲットした。木間塚騎手は「すごいうれしいです。前にいけばいいかなあと思っていましたが、道中少し引っかかってしまってペースも早くなってしまいました。そこが自分の反省点ですね。ゴールの瞬間は負けたと思ったのですが、馬が頑張ってくれたので勝つことができました」と話した。

 TR門別を終えての地方競馬・東日本地区の順位は、1位が38ポイントの及川烈騎手(浦和)、2位が36ポイントの木間塚龍馬騎手、3位が28ポイントの菅原涼太騎手、4位が26ポイントの関本玲花騎手(岩手)。JRA・東日本地区の順位は1位が45ポイントの永野猛蔵騎手、2位が40ポイントの小林凌大騎手、3位が22ポイントの横山琉人騎手、4位が18ポイントの山田敬士騎手となっている。