北海道セレクションセールの前日展示が開催される
7月25日、北海道市場を主催する日高軽種馬農業協同組合は、北海道セレクションセールの前日展示を、会場となる新ひだか町静内神森の北海道市場で開催した。
北海道セレクションセールは、日本国内で唯一、実馬検査を設けて上場馬を決める選抜市場。血統、馬体ともセレクションセール選考委員会が定める高い基準に則って上場を決定している。過去の取引馬には阪神大賞典(G2)2回、京都新聞杯(G2)、フォワ賞(G2)優勝のディープボンド、金鯱賞(G2)優勝のジャックドール、スワンS(G2)、阪急杯(G3)、函館スプリントS(G3)優勝のダイアトニック、R-NIKKEI杯京都2歳S(G3)優勝のジャスティンロック、新潟大賞典(G3)優勝のサンレイポケット、マイルChS南部杯(Jpn1)2回、さきたま杯(Jpn2)、プロキオンS(G3)優勝のアルクトス、中山グランドジャンプ(JG1)、東京ハイジャンプ(JG2)など優勝のメイショウダッサイ、フィリーズレビュー(G2)優勝のシゲルピンクルビー、兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)優勝のリプレーザ、日経新春杯(G2)優勝のモズベッロ、チャンピオンズC(G1)、東京大賞典(G1)2回、JBCクラシック(Jpn1)、帝王賞(Jpn1)2回、川崎記念(Jpn1)3回、かしわ記念(Jpn1)など優勝のホッコータルマエ、高松宮記念(G1)、セントウルS(G2)優勝のビッグアーサーなどがいる。
本年の北海道セレクションセールは、多くの上場申込馬から選抜された311頭がエントリー。上場頭数が増えたため、上場番号1番から160番は7月26日、上場番号161番から311番は7月27日と2日間にわたって開催される。
前日展示は欠場馬10頭を除く301頭をセール会場に集めて開催。10時から30分間隔で8回に分けての比較展示を、全馬の比較展示後は17時まで自由下見の時間が設けられた。
朝早くからセール会場に足を運んだ購買関係者は、未来のチャンピオンホースを探そうと展示された上場馬の歩様やコンフォメーションなどを細かくチェック。販売申込者や飼養者は、人馬一体となったハンドリングで手塩にかけた愛馬を堂々と披露した。
北海道セレクションセール当日のスケジュールは、7月26日、27日とも開場が8時でせりが10時から。せり方式は通常せりとオンラインビッドシステムを併用したハイブリッド方式で開催される。
会場では新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う対策を実施。購買者登録は事前登録のみとし、購買登録者1名に対して随行者1名と来場者を限定。限られた入場ゲートでは、入構章の確認、手指の消毒、検温が行われる。