ひだかうまキッズ探検隊がビッグレッドファームを見学
7月16日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが主宰する「ひだかうまキッズ探検隊2022」は、新冠町明和にあるビッグレッドファームを見学した。
ひだかうまキッズ探検隊は、馬の歴史・文化・仕事を「見る・知る・学ぶ」取り組み。新ひだか町の小学校に通う3年生から6年生を対象としており今年で6年目を迎える。
今回の取り組みは、6月のライディングヒルズ静内の訪問に続き2回目。この日は「ユーバーレーベンとその家族に会おう!」がテーマで12人のキッズが参加した。
ビッグレッドファームでは蛯名聡マネージャーや長田基洋場長をはじめとしたスタッフが出迎え。広い場内をバスで巡回してユーバーレーベンゆかりの血統についてや牧場の成り立ちについて説明を受けた。
キッズが最初に対面したのはユーバーレーベンの半兄になるマイネルファンロン。2021年の新潟記念(G3)に優勝した重賞勝ち馬になる。6月の宝塚記念(G1)で5着になったあとビッグレッドファームに戻ってきて休養中。長田場長は「9月のオールカマー(G2)で復帰する予定です。出走するときは応援してください」と笑顔で呼びかけた。
続いて、育成厩舎でユーバーレーベンの全弟になる2歳のマイネルエンペラー、ユーバーレーベンのおいにあたる2歳のマイネルパーヴェルにあいさつ。長田場長は「2頭はこれから競走馬としてデビューします。ユーバーレーベンと同じくらい走ってくれればうれしいです」と話した。
一行が次に向かったのは坂路コース。ユーバーレーベンやマイネルエンペラーの調教を見学した。キッズは調教を終えたユーバーレーベンとも感激の対面。長田場長は「ユーバーレーベンは海外のドバイシーマクラシック(G1)を走ったあと、4月下旬にビッグレッドファームに戻って来ました。戻ってきたときは450kgくらいでしたが、放牧して休ませたら500kg以上になりました。今は調教をしてダイエットをしているところです。復帰予定の8月の札幌記念(G2)へ向けて徐々にペースを上げています。札幌記念(G2)にはソダシなども出走を予定しています。相手は強いですが応援してください」と説明するとキッズたちは声をそろえて「札幌記念頑張ってー」とエールを送った。
ユーバーレーベンと記念撮影を終えたキッズはユーバーレーベンの母マイネテレジアを見学。ビッグレッドファームが1997年にニュージーランドから輸入したマイネプリテンダーからユーバーレーベンに繋がる誕生秘話などに耳を傾けた。
最後はスタリオン厩舎へ移動し、ユーバーレーベンの母の父として知られるロージズインメイ、父として知られるゴールドシップとも対面。キッズは次々と登場する名馬との出会いに感動しきりだった。