静内小学校で馬の出張授業が行われる
7月15日、新ひだか町静内緑町にある新ひだか町立静内小学校(玉手広昭校長)において、馬の出張授業が行われた。
馬の出張授業は新ひだか町による事業のひとつ。馬産地の子どもたちに馬と接する機会を設けて馬と親しんでもらおうと実施している。2020年、2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で取りやめていたため、静内小学校への出張授業は3年ぶりになった。出張授業には一般社団法人umanowaの糸井いくみさんやボランティアスタッフがサポートした。
この日は新ひだか町真歌にある乗馬施設、ライディングヒルズ静内から七一郎とビワハヤヒコの2頭のポニーが静内小学校に来校。1年生と2年生の65人の児童が体験乗馬を楽しんだ。
児童はヘルメットをかぶりライディングヒルズ静内のスタッフの手を借りポニーに騎乗。静内小学校の中庭に設けられたスペースを一周して馬の背中を味わった。ポニーにまたがった児童は「たのしい!」、「きもちい」、「たかーい」、「もっとのりたーい」と歓喜。初めて馬に騎乗する児童も最初は怖がっていたが慣れてくると徐々に表情が和らぎ笑顔を見せた。
また、児童は自分がまたがったポニーをスケッチ。色鉛筆で毛色やたてがみ、しっぽ、瞳などを描き塗り絵を完成させた。
ほかにも児童には「うまのくびにあるけは?」、「きょうのうまのあるくはやさは?」、「うまのうんちはなんという?」、「うまはどこまでみえている?」といったクイズも出題され、答え合わせでは「うまは自分の真後ろだけは見えません。びっくりするからうまのうしろからは近づかないでください」とうまの特徴についても教えた。
児童の相手をしたビワハヤヒコは別海町出身の2000年生まれの22歳で、七一郎は中標津町出身の1999年生まれの23歳。ライディングヒルズ静内ではベテランのポニーで、性格もおっとりしていて穏やかなことから、ふだんから子どもたちを対象にした乗馬体験やふれあい体験などで活躍しているという。