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セレクトセール当歳が開催される

  • 2022年07月14日
  • 最高価格「シャンパンエニワンの2022」落札シーン
    最高価格「シャンパンエニワンの2022」落札シーン
  • 最高価格「シャンパンエニワンの2022」
    最高価格「シャンパンエニワンの2022」
  • 高額2位「アウェイクの2022」
    高額2位「アウェイクの2022」
  • 高額3位「ラルケットの2022」
    高額3位「ラルケットの2022」
  • 牝馬の最高価格「シーズアタイガーの2022」
    牝馬の最高価格「シーズアタイガーの2022」

 一般社団法人日本競走馬協会(河野太郎会長)が主催するセレクトセール当歳が7月12日(火)、苫小牧市のノーザンホースパークにおいて行われた。

 上場頭数は236頭(牡152,牝84)で、売却頭数は225頭(牡143, 牝82)、売却率は95.3%。総売上額は14,181,750,000円、2年連続のレコード更新で、昨年から2,166,450,000円を上乗せした。平均価格は63,030,000で、初の6,000万円超、中間価格も44,000,000円でこちらも史上初めて4,000万円を超えた。

 最高価格馬は上場番号393番「シャンパンエニワンの2022」(牡、父ドゥラメンテ)。母シャンパンエニワンが米国のガルフストリームパークオークス(G2)優勝馬。この春、産駒のタイトルホルダーが天皇賞(春)(G1)と宝塚記念(G1)を、スターズオンアースが桜花賞(G1)とオークス(G1)を制しながらも、この世代がラストクロップになるドゥラメンテ産駒というのが評価に拍車をかけた格好だ。352,000,000円でレッドホースが落札している。

 高額2位は同325番「アウェイクの2022」(牡、父ブリックスアンドモルタル)。父は米国年度代表馬で、母はオークスTRのフローラS(G2)3着馬。おじには最優秀2歳牡馬のゴスホークケンがいる血統だ。国本哲秀氏が341,000,000円で落札した。

 高額3位は同339番「ラルケットの2022」(牡、父サートゥルナーリア)で330,000,000円。金子真人ホールディングス(株)が激しい争奪戦に終止符を打っている。

 また、牝馬では、全体の5番目の高額馬となった同353番「シーズアタイガーの2022」(父エピファネイア)の308,000,000円。母はデルマーデビュタントS(G1)の優勝馬で、米国2歳牝馬チャンピオン。(株)NICKSが落札している。

 市場主催者の吉田照哉会長代行からは「セールの前は社会情勢の影響を心配していたが、これ以上ないと思われた昨年から大きく数字を伸ばすことができて驚いている。購買者登録が増えたのは、日本の馬が世界で活躍していることも刺激になっているのではないか。とくに初日は予定していた時間をかなりオーバーしてしまったが、ほとんど帰る人もなく、せりを楽しんでもらえたように思えた。そんな購買者の方々の期待に応えるように、海外からチャンピオン級の牝馬がどんどん導入され、上場される馬のレベルも上がっている。来年はコントレイルの当歳馬も上場されると思うので、楽しみにしてほしい」とコメントがあった。