馬産地ニュース

ミッキーロケット産駒がJRA初勝利

  • 2022年06月14日
  • 産駒がJRA初出走初勝利のミッキーロケット
    産駒がJRA初出走初勝利のミッキーロケット
  • 2019年から優駿スタリオンステーションで繋養
    2019年から優駿スタリオンステーションで繋養
  • 現役時代は宝塚記念(G1)を制覇
    現役時代は宝塚記念(G1)を制覇

 6月5日、ミッキーロケット産駒のジョウショーホープが、第4回中京競馬第2日第5競走の2歳新馬メイクデビュー中京(芝1400m)に優勝し、ミッキーロケット産駒はJRA初出走で初勝利を飾った。

 ミッキーロケットは父がキングカメハメハ、母がマネーキャントバイミーラヴ、母の父がピヴォタルという鹿毛の9歳。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬で、2014年のセレクトセール1歳セッションにおいて、野田みづき氏に99,360,000円(税込)で落札された市場取引馬として知られる。

 ミッキーロケットは現役時代、野田みづき氏の所有馬、栗東の音無秀孝厩舎の管理馬として2015年12月にデビュー。年明けの2戦目で初勝利をあげた。古馬になり2017年の日経新春杯(G2)でシャケトラを鼻差抑えて重賞初制覇。2018年の宝塚記念(G1)で香港から出走したワーザー、ヴィブロス、サトノダイヤモンド、キセキ、サトノクラウンといったG1ホースを相手にG1初制覇を成し遂げた。競走成績は24戦5勝2着6回。総獲得賞金は422,478,000円になる。

 2019年から新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションで種牡馬入り。キングカメハメハの後継種牡馬として期待は大きく、初年度は117頭と交配し、2歳世代の血統登録頭数は64頭に上る。

 産駒のJRA初勝利に事務局の(株)優駿は「勝ったジョウショーホープは五分のスタートから好位のインを追走し、最後の直線ではしっかりと反応して内から抜け出すという、父に似て非常にレースセンスの良さを感じさせる内容でした。とてもうれしいいです。今シーズンはデビュー年ということで種付けに関しては様子見という感じですが、これから始まるセレクションセールやサマーセール、セプテンバーセール、オータムセールといった1歳市場にも産駒が上場されるでしょうから、良いアピールになりました。今後の産駒の活躍に期待したいですね」と話した。