ホッカイドウ競馬でメジロゴゼンが誘導馬デビュー
5月3日、ホッカイドウ競馬の第2回門別競馬3日目が行われた日高町富川駒丘にある門別競馬場において、メジロゴゼンが新たな誘導馬としてデビューした。
ホッカイドウ競馬では2012年9月から白い馬体に黒いぶちが入ったテン太が誘導馬を務め、その容姿と愛くるしい性格でホッカイドウ競馬のアイドルホースとして人気を集めていたが昨年で引退。新たな誘導馬を探していた。
新たな誘導馬メジロゴゼンは洞爺湖町のメジロ牧場の生産馬。父がアフリート、母がホープチェスト、母の父がトニービンという鹿毛の14歳。パロクサイドに遡る母系で、一族には2015年の日本ダービー馬ドゥラメンテ、1983年のオークス馬ダイナカール、1997年のJRA賞年度代表馬エアグルーヴをはじめ、アドマイヤグルーヴ、ルーラーシップ、オレハマッテルゼ、トウカイポイントなど数多くの活躍馬が出ている。
メジロゴゼンは現役時代、メジロ牧場の所有馬、美浦の高橋裕厩舎の管理馬としてJRAで2戦し、引退後はJRA札幌競馬場で誘導馬として活躍。また、馬術大会へも出場していたが、今回、新たな誘導馬を探していたホッカイドウ競馬へ譲渡された。
誘導馬デビューは3日の6レース。誘導馬の経験があるだけあって、8頭の出走馬を堂々とエスコートしはじめてお仕事を立派に勤め上げた。この日は、6レースを含めた後半5レースに登場した。
翌4日には門別競馬場で行われたファミリーイベントに登場。午後2時の開門に合わせてパドック横でファンを歓迎した。来場したファンは「がんばってね」とやさしく声をかけ、おとなしく立つメジロゴゼンの額を愛撫したり、ニンジンをあげたりした。
メジロゴゼンは5月11日の第3回門別競馬1日目から全レースの誘導をスタート。ホッカイドウ競馬関係者は「誘導馬としてファンか愛される存在になってほしいですね」と期待をかけている。