馬産地ニュース

門別競馬場で4回目の競走能力・発走調教検査

  • 2022年04月01日
  • 49.7秒を計測したカヴァコ
    49.7秒を計測したカヴァコ
  • 1位入線したデクラレーションオブウォー産駒のマルティーナ
    1位入線したデクラレーションオブウォー産駒のマルティーナ
  • アドマイヤサガスやシャインガーネットの半妹になるラビアータ
    アドマイヤサガスやシャインガーネットの半妹になるラビアータ

 3月31日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬の今年4回目の競走能力・発走調教検査が行われた。

 天候晴れ、良馬場のコンディションで行われたこの日の検査には、2歳馬59頭、3歳馬6頭、4歳馬2頭、5歳馬1頭の合計68頭がエントリー。全12競走が組まれ、出走取消の4歳馬を除く67頭が合格した。

 2歳馬の一番時計は第2競走に出走したカヴァコの49.7秒。この日、唯一、50秒を切るタイムを計測した。父はグランプリボス、母はピカバ、母の父はトーセンホマレボシという血統の鹿毛の牝馬。八嶋長久氏の所有馬、齊藤正弘厩舎の管理馬、日高町緑町にあるファーミングヤナキタの生産馬になる。

 本邦2歳新種牡馬の産駒では、第1競走に出走した、JBBA日本軽種馬協会静内種馬場繋養されているデクラレーションオブウォーの産駒、マルティーナが50.1秒のタイムで1位入線。第3競走では今年からJBBA九州種馬場で種牡馬生活を送っているネロの産駒のネロブルグも合格した。

 また、第6競走ではファインニードルの産駒サムシンググレートが51.2秒のタイム1位入線。レインボーライン、レーヴミストラル、ビーチパトロール、インカンテーション、タリスマニック、ベストウォーリア、ニシケンモノノフの産駒も無事に検査をパスした。

 ほかにも、2010年のホッカイドウ競馬にて、北斗盃、北海優駿、王冠賞を制覇し、史上4頭目、牝馬では初めてとなるクラシック三冠を達成したクラキンコの5番仔になるクラキンカ(牡、父ジャングルポケット)、2014年の北海道スプリントC(Jpn3)などを制覇したアドマイヤサガスや2020年のファルコンS(G3)などを制覇したシャインガーネットの半妹になるラビアータ(牝、父ドレフォン)、2014年の北海優駿などを制覇したヤマノミラクルの半弟で2017年のイノセントC、サンライズC、2018年の羽田盃などを制覇したヤマノファイトの全弟になるヤマノウォーリアも基準タイム内で駆け抜けた。