ひだかうまキッズ探検隊2021が修了式
3月28日、新ひだか町静内御幸町にある新ひだか町役場静内庁舎3階第一会議室において、ひだかうまキッズ探検隊2021の修了式が行われた。
ひだかうまキッズ探検隊2021は、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが企画・運営。新ひだか町の子どもに地元の基幹産業のひとつである軽種馬生産や馬文化への理解を深めてもらう目的で2017年から探検隊の活動をしている。
5年目を迎えたひだかうまキッズ探検隊2021には19人の小学生が参加。コロナ禍での制限があるなか、ライディングヒルズ静内、岡田スタッド、ノルマンディーファーム、矢野牧場、門別競馬場、JRA日高育成牧場、ビッグレッドファーム、アロースタッド、レックススタッド、北海道静内農業高等学校、国立大学法人北海道大学北方生物圏フィールド科学センター静内研究牧場、イノウエ・ホース・クリニックといった施設や牧場の協力を得て、合計10回のプログラムを通して軽種馬産業について学んできたという。
修了式には17人の隊員をはじめ、大野克之新ひだか町町長、隊員の家族、探検隊の活動を受け入れた関係者などが出席。大野町長は「あなたはひだかうまキッズ探検隊2021において、馬産地日高の馬に関わる歴史、産業、文化について学び、すべての課程を修了されましたので、これを証します」と修了証書を贈呈した。
修了証書を授与された隊員は「ビッグレッドファームに行って新種牡馬のベンバトルや二冠馬のゴールドシップに会えてうれしかったです」、「門別競馬場でみんなで馬を応援したことが楽しかった」、「夏に会ったタイトルホルダーが菊花賞(G1)や日経賞(G2)に勝ってうれしかったです」、「矢野牧場でのえさづくりが楽しかった。馬がどんなものを食べているのかがわかってよかったです」、「一番の思い出は静内農業高校でお兄さんやお姉さんに教えてもらったゲームや馬の手入れです」と探検隊の活動を振り返った。
大野町長は「みんなたのしかったですか?わたしたちおとなでも、みんなが経験した10回のことを全部経験した人はいないとおもいます。それだけみんなは貴重な経験をしました。これからみんなは中学生、高校生、社会人と大きくなりますが、この経験は生かされるとおもいます。そして、この町のこと、うまキッズのことをいつも思い出してほしいです。大きくなってこの町に戻ってきたときに、馬の仕事があったとか、馬の仕事に就きたいなとかおもってほしいです。そして、受け入れてくださったみなさま、本当にありがとうございました。こういった活動は大事だとおもっておりますので、引き続き町としてもバックアップしていくつもりです」とあいさつ。続いて探検隊から受け入れ先となった関係者に記念品が贈られた。
最後に隊長として探検隊の運営、プログラムを企画した一般社団法人umanowa糸井いくみ代表は「みんなの感想を聞いていて、今回は競馬の楽しさを伝えられたのではと感じています。その競馬に出るまでの過程をみんなには多く学んでいただいたとおもいます。うまキッズ探検隊は来年度も続くことが決まっています。また、受けてみたいという人は申し込んでください」とあいさつした。