浦河高校写真部BTCフォトコンテスト作品を展示
1月19日から2月20日まで、浦河町大通にある浦河町立総合文化会館1階玄関ホール(図書館入口付近)において、北海道浦河高等学校(坂本浩哉校長)写真部(部員43名)が浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(BTC、大平俊明理事長)で開催した「第5回BTCフォトコンテスト」の写真展示が行われた。
BTCでは2017年より浦河高校写真部によるBTCフォトコンテストを開催。5回目を迎えた今回の撮影は、6月から10月の土曜日や祝日、夏休みを利用して作品づくりに励んだ。撮影においては、昨今のコロナウイルス感染症の対策として、撮影人数の制限やマスクの着用、手指のアルコール消毒などを実施。例年に比べ撮影できる機会が少ないハンデがあったにもかかわらず、部員それぞれの個性や感性を活かした渾身の作品が提出されたという。
コンテストでは従来の理事長賞、優秀賞、JRA賞のほか、今回から特別賞として日高振興局賞を新たに加えた5作品を表彰。会場には入賞作5作品を含め、全41点の写真が展示された。
展示された作品は、BTCでの調教風景や厩舎作業、手入れ、厩舎でくつろぐ馬の姿、馬が気持ちよさそうに寝ころぶ姿、人馬一体となった姿など、馬産地日高の魅力を豊かに表現した力作ぞろい。展示期間中は多くの町民が足を止め、目を皿のようにして鑑賞していた。
浦河高校写真部は2015年に写真同好会として設立。1年次生5名でのスタートで、最初はカメラの操作方法や撮影技術、構図のとらえ方などに苦労したが、学校内での活動に加えて、浦河町や近隣町村の風景、産業、町民などの撮影を通してじょじょに力をつけ、2017年には部員が20名近くになり、晴れて念願の写真部に昇格を果たしたという。以降も個々の感性や技術力を磨きながら、撮影や作品づくりを継続し、「撮りたいと思ったものを撮る。」をモットーに、その撮りたい一瞬を見つけるため、日夜活動している。
部員は年々増加し、2021年は43名にまで増加。レベルアップも著しく、昨年は写真甲子園2021北海道ブロック代表決定戦進出、高文連苫小牧支部大会において、最優秀賞、優秀賞、入選、佳作を授賞、高文連全道大会において、優秀賞、入選、佳作を授賞、日高信金フォトコンテストにおいて、優秀賞、理事長賞、審査員賞などを授賞した。
また、BTCは、競走用馬の資質の向上を図り安定的な競馬の発展を通じ、育成調教技術者の養成及び育成調教技術の改善・普及を行うことにより、優秀な競走馬資源をかん養し、もって軽種馬生産の振興を図ることを目的として、1991年3月15日に設立。総面積1500haを誇る日高育成総合施設軽種馬育成調教場の運営・管理及び貸与を行っている。そして昨年、創立30周年という記念すべき節目を迎えた。