三石軽種馬生産振興会が重賞競走優勝表彰式
2月4日、三石軽種馬生産振興会(幌村祐司会長)は、新ひだか町三石本桐にあるみついし農業協同組合本所会議室において、令和3年度重賞競走優勝表彰式を開催した。
通常、表彰式は振興会総会に合わせて行っているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で総会が中止。昨年に続き、簡素化して表彰式のみを実施した。
表彰式には重賞競走優勝馬の生産者、幌村振興会会長をはじめとした振興会会員、北海道日高振興局北村英則振興局長、みついし農業協同組合三和忠雄副組合長らが出席。第51回高松宮記念(G1)に優勝したダノンスマッシュを生産したケイアイファーム、第38回東海S(G2)と第28回平安S(G3)に優勝したオーヴェルニュを生産した明治牧場、第56回京都牝馬S(G3)に優勝したイベリスと大井競馬の第18回レディスプレリュード(Jpn2)に優勝したレーヌブランシュを生産した土居牧場、ホッカイドウ競馬の第25回北海道スプリントC(Jpn3)に優勝したヒロシゲゴールドを生産した斉藤正男氏、浦和競馬の第67回桜花賞と大井競馬の第35回東京プリンセス賞に優勝したケラススヴィアを生産したヒサイファーム、大井競馬の第4回ブリリアントCに優勝したフィアットルクスを生産した上村清志氏、園田競馬の第22回兵庫ダービーに優勝したスマイルサルファーを生産した三石川上牧場、園田競馬の第63回新春賞に優勝したエイシンニシパを生産した信田牧場、園田競馬の第53回菊水賞に優勝したシェナキングを生産した沼田照秋氏の9牧場12競走が表彰対象になった。
ダノンスマッシュを生産したケイアイファームに対し幌村会長は「あなたの生産されたダノンスマッシュ号は、令和3年度、頭書の重賞競走で優勝され、三石産馬の名声を高められました。よって、ここに、その功績をたたえ表彰いたします」と表彰状を授与。北村振興局長は「ケイアイファーム代表取締役社長中村祐子様、あなたは令和3年中央競馬主催の第51回高松宮記念において、生産馬ダノンスマッシュ号が優勝し、父子制覇を成し遂げ、多くのファンに感動と、生産者に強い馬づくりへの希望を与え、軽種馬生産の振興に寄与されました」と讃え、みついし農業協同組合からも記念品が贈られた。
全馬の表彰が終わり、来賓の北村振興局長は「本日、授賞された生産者のみなさまにおかれましては、改めて心からお慶びを申しあげます。幌村会長はじめ、会員のみなさまの、ご尽力によりまして、中央競馬、また、地方競馬において、活躍はもちろんのことでございますが、北海道市場におきましても、国内外から注目が集まるなか、強い馬づくりへの成果が表れてきているように感じております。本年におきましても、三石産馬が、ますますご活躍されることを、ご期待申しあげます」と祝辞。
最後に幌村会長は「コロナ禍のなか、なかなか、思うように活動もやりづらいですが、少しずつ活動を再開していければとおもいます。また、これから、生産者にとっては、お産時期、なかなか忙しくなります。しかし、また、新しい生命との出会い、そのなかからまた、重賞勝ち馬が出ることを期待しております。一寸先は光、今年は、どうぞ、明るい一年になることを祈念いたします」と謝辞した。