ダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスでダーレーオープンハウス
2月7、8、9、10、11、14日、ダーレー・ジャパン(株)は日高町富浜にあるダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスにおいて、完全予約制でダーレーオープンハウス2022を開催した。
今年の種牡馬ラインナップは、パイロ、ファインニードル、サンダースノー、タリスマニック、アメリカンペイトリオット、ディスクリートキャット、タワーオブロンドン、フリオーソ、ホークビル、アドマイヤムーンの10頭。新種牡馬の導入はないものの、ダーレースタリオンへの関心は高く、連日多くの牧場関係者が訪れた。
オープンハウスでは来場者のリクエストに応じて種牡馬を順次展示。展示会と違い、お目当ての種牡馬を至近距離でじっくりと時間をかけて視察できることから、来場者は担当者の説明を聞きながら、コンディションや歩様、コンフォメーションなどチェックした。
今年、初年度産駒がデビューを迎えるのは2頭。2017年のBCターフ(G1)を制覇したタリスマニックと2018年の高松宮記念(G1)、スプリンターズS(G1)などを制覇してJRA賞最優秀短距離馬に選出されたファインニードルとなる。
タリスマニックについて加治屋正太郎ノミネーションマネージャーは「ゴドルフィンで所有する産駒が10頭ほどいますが、まず体がお父さんにすごく似てしっかりしていて、その体の丈夫さを生かして育成のほうでも順調に鍛えられてます。その中から早い時期からでも活躍しそうな馬もいます。デビューが楽しみです」。ファインニードルについては「日本の短距離戦で成績を残した父は、すごくバランスが良くて手足が軽くて素晴らしい歩様をする馬なんですが、産駒も同様ですごく体が軽くて、いかにもスピードを感じさせる産駒たちが多いです。早い時期から重賞戦線を狙って活躍してほしいとおもっています」と話した。
そして、今春、初年度産駒が誕生したタワーオブロンドンについては「弊社で生まれた産駒をすぐに見にいったのですが、自身をほうふつさせるすごく骨量があり筋肉量が多くてあって典型的なスプリンター体型をしている、すばらしい産駒が生まれています。楽しみにしています」と印象を語った。