レックススタッドで種牡馬展示会
2月9日に行われた静内地区種牡馬展示会の最後はレックススタッド。会場入り口には手指消毒の機械が設置され、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を行った上での開催となった。司会進行役にラジオNIKKEIアナウンサーの大関隼氏を迎え、新種牡馬2頭を含む繋養馬全23頭がお披露目された。
トップバッターを務めたのは初年度から212頭の繁殖牝馬を集め、一躍日高の人気種牡馬に躍り出たゴールドドリーム。周回中は若さ溢れるパフォーマンスで来場者にアピールし、昨年同様の種付頭数をこなせる準備は万端のようだ。次いでこちらも繋養2年目となるブルドッグボスが登場。昨年よりも重量感が増し、種馬らしい姿を披露した。
オニャンコポンが京成杯(G3)を制し、産駒重賞初制覇となったエイシンフラッシュの後に新種牡馬2頭が紹介された。黒光りする美しい馬体を披露したのは名牝ウオッカの4番仔タニノフランケル。世界的人気を誇るフランケルの後継種牡馬であると同時にダービー馬の血をひく超良血馬であり、その上品な佇まいを目の当たりにした生産者からため息が漏れた。
新種牡馬の2頭目はゴールドアリュール産駒のゴルトマイスター。兄は南関東で活躍中のモジアナフレイバー、近親にセイウンコウセイ、タイキフォーチュン、クラリティスカイなど活躍馬を多数送り出しているファミリー出身の本馬は、ダート馬らしい筋肉質な馬体、560キロの雄大な馬格を武器に、種牡馬という次のレースに名乗りを挙げた。
新種牡馬のあとは今年産駒がデビューするビーチパトロール、スノードラゴンなどが続き、すっかり大御所種牡馬となったスクリーンヒーローなどが息つく間も無く登場。大トリを飾ったのは最年長、19歳になったマツリダゴッホ。まだまだ若いもんには負けん!とばかりに立ち上がり、足腰の強さをアピール。元気な姿をお披露目した。