馬産地ニュース

浦河町軽種馬生産振興会青年部が種牡馬視察研修

  • 2022年01月27日
  • 約50人が参加した種牡馬視察研修
    約50人が参加した種牡馬視察研修
  • JBBA静内種馬場供用のミスチヴィアスアレックス
    JBBA静内種馬場供用のミスチヴィアスアレックス
  • 育成中の明け2歳が評判のデクラレーションオブウォー
    育成中の明け2歳が評判のデクラレーションオブウォー
  • 今春本邦初年度産駒が誕生するノーブルミッション
    今春本邦初年度産駒が誕生するノーブルミッション

 1月22日、浦河町軽種馬生産振興会青年部(川越祐樹部長)は、令和4年度種牡馬視察研修を行った。

 この種牡馬視察研修は青年部が取り組んでいる事業のひとつ。毎年、本格的な種付シーズンを前にした1月下旬に新種牡馬を中心とした視察を行っている。今年も例年同様、浦河の青年部員のほか、荻伏軽種馬生産振興会青年部の会員、浦河や荻伏、様似の牧場関係者、JRA日高育成牧場の職員など約50人が参加した。

 当日は新ひだか町静内田原にある日本軽種馬協会静内種馬場からスタート。静内種馬場事務所前の駐車場に集まった参加者に対し、主催者を代表して川越部長は「本日はお忙しいなか、朝早くからお集まりいただきましてありがとうございます。今日は天気も良いのでじっくりと種牡馬を見ることができるとおもいます。皆様の配合種牡馬選定の参考になればとおもいます」とあいさつした。

 JBBA静内種馬場では昨年11月にスタッドインした新種牡馬のミスチヴィアスアレックスから展示。遊佐繁基場長は「本馬はアメリカのリーディングサイアーであるイントゥミスチーフの日本初後継になります。すでに試験種付けを終え無事に種付けできる体制が整いました。配合申し込みは180頭ほど集まりましたが、種付けも上手で多頭数交配を苦にしない血統ですので、状況を見ながら皆様の要望にできる限り対応したいと考えております」と説明した。ほかにも今春本邦初年度産駒が誕生する供用2年目のノーブルミッション、本邦初年度産駒の2歳がデビューを迎えるデクラレーションオブウォー、仔出しの良さが評判のアニマルキングダム、本邦初年度産駒からJRA重賞勝ち馬を送り出したマクフィがお披露目された。

 青年部一行は、その後、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドへ移動し、セイウンコウセイ、ダノンプレミアム、フィレンツェファイアを見学。続いて新ひだか町静内目名にあるレックススタッドにて、タニノフランケルとゴルトマイスターを視察した。

 さらに新冠町明和にあるビッグレッドファームにてベンバトルなどを、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションではワールドプレミア、リオンリオン、サトノジェネシス、インディチャンプを、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションでは、キセキ、ダノンスマッシュ、マテラスカイを、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションでは、ポエティックフレア、クリソベリル、コントレイル、ダノンキングリーといった新種牡馬を中心に視察。早朝から夕方まで、精力的に種牡馬の歩様やコンフォメーション、コンディションのチェックをした。