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サンライズソアがイーストスタッドにスタッドイン

  • 2021年12月07日
  • スタッドインしたサンライズソア
    スタッドインしたサンライズソア
  • 元気な姿でイーストスタッドに到着した
    元気な姿でイーストスタッドに到着した
  • 重賞2勝、G1/Jpn1競走でも好勝負を演じた
    重賞2勝、G1/Jpn1競走でも好勝負を演じた

 12月3日午前9時頃、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに、来年から種牡馬として新たに供用を開始するサンライズソアがスタッドインした。

 サンライズソアは牡7歳の青鹿毛。浦河町西舎にある富田牧場の生産で、父はシンボリクリスエス、母はアメーリア、母の父はスペシャルウィークという血統。祖母は2001年のスワンS(G2)、2002年の京都牝馬S(G3)、2000年のセントウルS(G3)と3つの重賞競走に優勝したビハインドザマスク、一族には2007年のヴィクトリアマイル(Jpn1)、2006年のクイーンC(G3)などを制覇したコイウタがいる。

 サンライズソアは現役時代、松岡隆雄氏の所有馬、栗東の河内洋厩舎の管理馬として競走生活を送り、通算24戦5勝2着3回3着7回。総賞金は220,118,000円。2016年8月、芝1600mの2歳新馬戦「メイクデビュー新潟」でデビューし初勝利。初ダートの樅の木賞で2勝目を記録した。ダートオープンの青竜Sで3勝目をあげてからはダート路線へ本格的に参戦。ユニコーンS(G3)はサンライズノヴァの3着、ジャパンダートダービー(Jpn1)はヒガシウィルウィンの2着、武蔵野S(G3)はインカンテーションの2着と重賞競走で安定した力を発揮した。

 古馬になり2018年の名古屋大賞典(Jpn3)で重賞初制覇。5月の平安S(G3)で2つ目の重賞タイトルを獲得した。その後もJBCクラシック(Jpn1)3着、チャンピオンズC(G1)3着とトップクラスの活躍を見せた。今年になり2年に及ぶ長期休養から復帰。10月の太秦S 3着がラストランになった。

 12月1日付でJRAの競走馬登録を抹消したサンライズソアは、河内厩舎から吉澤ステーブルEASTを経由してイーストスタッドに到着。長距離輸送もおとなしく過ごし、入厩後は徐々に新たな環境にも慣れ始めているという。

 イーストスタッドの佐古田直樹マネージャーは「馬格があって引いているときも力強さを感じます。肩や首さしのあたりも父のシンボリクリスエスによく似ていますね。G1でも好勝負を演じていたように能力の高さは疑いようがありません」と話した。来年の交配条件等の詳細は後日、事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーから発表される。