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バトルプランが種牡馬引退

  • 2021年12月02日
  • 種牡馬を引退したバトルプラン
    種牡馬を引退したバトルプラン
  • 旅支度をするバトルプラン
    旅支度をするバトルプラン
  • 11年の種牡馬生活に別れを告げた
    11年の種牡馬生活に別れを告げた

 11月20日、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドで種牡馬生活を送っていたバトルプランが、今シーズンをもって種牡馬を引退することとなり、日高町緑町にあるひだか・ホース・フレンズに移動した。

 バトルプランは牡16歳の鹿毛。父がエンパイアメーカー、母がフランダース、母の父がシーキングザゴールドという米国産馬になる。

 バトルプランの競走成績は6戦4勝2着1回。2010年のニューオーリンズH(G2)を含めデビュー2戦目から4連勝を達成した。

 現役引退後2011年にシンジケートが組まれ、アロースタッドで供用開始。代表産駒には2016年の東京スポーツ杯2歳S(G3)、サウジアラビアロイヤルC(G3)などを制覇したブレスジャーニー、2019年のアイビスサマーダッシュ(G3)を制覇し、2020年、2021年のアイビスサマーダッシュ(G3)2着のライオンボス、2019年の東京大賞典(G1)3着、2020年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)3着のモジアナフレイバー、2014年の札幌2歳S(G3)2着のマイネルシュバリエ、2020年のクイーン賞(Jpn3)2着のアッシェンプッテルなどがいる。

 初供用の2011年から2020年まではコンスタントに50頭ほどに種付け。2021年は15頭だった。

 種牡馬を引退したバトルプランは、認定NPO法人引退馬協会へ譲渡。「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」の受け入れ馬として繋養される。今後は鹿児島県姶良郡にあるNPO法人ホーストラストへの移動を予定しているという。

 バトルプランの移動にはアロースタッドの松木優場長をはじめとしたスタッフや事務局(株)ジェイエスの職員が見送り。バトルプランを担当した大野一真さんは「アロースタッドに入社して初めて種付けをした種牡馬だけに、退厩が決まってからは胸にくるものがありました。今日でお別れするのは残念ですが、移動先でも元気に過ごしてほしいですね」と話した。