馬産地ニュース

ポエティックフレアが社台スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2021年12月01日
  • スタッドインしたポエティックフレア
    スタッドインしたポエティックフレア
  • 元気な姿で社台スタリオンステーションに到着
    元気な姿で社台スタリオンステーションに到着
  • 種付料は受胎条件600万円に設定された
    種付料は受胎条件600万円に設定された

 11月19日午前10時半過ぎ、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションに、来年から種牡馬として供用を開始するポエティックフレアが、アイルランドからスタッドインした。

 ポエティックフレアは牡3歳の鹿毛。父はドーンアプローチ、母はマリアリー、母の父はロックオブジブラルタルという愛国産馬になる。

 ポエティックフレアの競走成績は11戦5勝2着3回3着1回。2020年3月のデビュー戦で初勝利。3戦目のキラヴランS(G3)で重賞初制覇を飾った。3歳になりLEOPARDSTOWN 2000 GUINEAS TRIAL Sを快勝すると、続く英2000ギニー(G1)でG1初制覇。6月のセントジェイムズパレスS(G1)で2つ目のG1タイトルを獲得した。

 父ドーンアプローチも英2000ギニー(G1)、セントジェイムズパレスS(G1)などを制覇した名馬で、その父ニューアプローチは2008年の英ダービー馬。今年7月に没した大種牡馬ガリレオ系の種牡馬導入は社台スタリオンステーションにとって初めてになる。

 社台スタリオンステーション事務局は「良いコンディションでスタッドインできて安心しています。馬格があって歩様も柔らかく手先も軽く日本の馬場にも対応できそうな動きをしますね。この父系は、父、祖父とも2歳G1を勝ってクラシックを勝って、父仔3代とも同じ調教師で生産者であるジム・ボルジャー氏の大事な馬を譲っていただきました。ポエティックフレアはクラシックに勝ちましたが、古馬の一線級とも互角に戦ったように能力はピカ一でした。ガリレオ、デインヒル、ニジンスキーの血が入っていて、早い時期から活躍できたので、日本の繁殖牝馬と掛け合わすと、クラシックを狙えるちょうど良い適性があると思います。なんとか花を咲かせたいと強く思っていますので、皆様の配合のご検討をぜひお願い申し上げます」と話した。

 なお、2022年度の種付料は600万円(受胎確認後支払。フリーリターン特約付帯)と発表されている。