胆振軽種馬農協青年部チャンネルで「血統に関するWEBセミナー」を配信
11月25日の17時から、YouTubeの胆振軽種馬農協青年部チャンネルで「血統に関するWEBセミナー」が配信。動画はアーカイブ化され、視聴用URLはhttps://youtu.be/3WxqWlRVOPcとなっている。
胆振軽種馬農協青年部が主催し、毎年、苫小牧市内で開催されてきた胆振地区生産育成技術講座であるが、昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催中止となっていた。
WEBセミナーとなった今年は、ZOOMのシステムを利用して11月15日に動画を収録。「サラブレッドの血統に関する講習会」をテーマに据えて、第1部では「今シーズンの2歳戦について」、第2部では「2022年新種牡馬について」と各1時間ごとに編集。合計2時間程の動画となっている。
開催に当たっては、胆振軽種馬農業協同組合事務局の高橋啓太氏が司会進行を務める形で、胆振軽種馬農業協同組合青年部部長の吉田正志氏から開会の挨拶の後、講師を務める血統評論家の望田潤氏、血統評論家・株式会社ミエスク代表取締役の栗山求氏、競馬評論家・株式会社K-MATE代表取締役の亀谷敬正氏が画面に登場した。
第1部では「今シーズンの2歳戦について」では、3名の講師が本年度国内でデビューした2歳新種牡馬について、産駒の特徴といった解説を行った。解説の際にはドレフォン、シルバーステートといった種牡馬の動画も用いられただけでなく、血統紹介ではJBISサーチの画面も映し出されるなど、WEBセミナーならではの表現も取り入れられていた。
また第2部の「2022年新種牡馬について」では、来シーズンから国内で供用される新種牡馬の血統解説に加えて、各種牡馬ごとにおけるお勧めの配合についても語られた。また、生産者から事前に寄せられた、「繁殖牝馬に対して相性の良い種牡馬の検索方法はありますか?」との質問に対しても、血統だけでなく、競馬にも精通している3名ならではの視点で答えを述べていた。
今回の「血統に関するWEBセミナー」には事前に60件、200名の申し込みがあり、ライブ開催が行われた25日の当日は最大140名が視聴。アーカイブ化された翌日には動画再生数が400回を超えており、11月30日現在では再生回数が1000回に迫ろうとしている。
司会進行を務めた高橋氏は、「今後も機会があれば、研修会などの動画を胆振軽種馬農協青年部のチャンネルで配信していきたいと思います」と話していた。