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ノーザンファーム繁殖牝馬セールが行われる

  • 2021年11月22日
  • 最高価格エトワール
    最高価格エトワール
  • 受胎馬の最高価格マンハイム
    受胎馬の最高価格マンハイム
  • 高額3位のグルーヴァー
    高額3位のグルーヴァー
  • 高額4位エセンテペ
    高額4位エセンテペ
  • 会場入り口に設けられた検温所
    会場入り口に設けられた検温所
  • 雨にたたられた展示会場だったが、熱心な購買者が細かくチェック
    雨にたたられた展示会場だったが、熱心な購買者が細かくチェック

 ノーザンファーム繁殖牝馬セール(主催・ノーザンホースパーク)が10月26日、苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。

 今回で第3回目となる同セール。第1回セール取引馬アマルフィターナがセール上場当時に受胎していたシルバーステート産駒が、今年の北海道市場セプテンバーセールにおいて最高落札価格となる34,100,000円(税込み、以下同)で落札されるなど注目度はさらにアップ。

 今回も3歳の未供用馬から15歳の受胎繁殖牝馬までの70頭(前年比6頭増)がせりにかけられ、64頭(同2頭増)を売却。91.4%の売却率で総額756,800,000円を売り上げた。

 この日はあいにくの雨模様だったが、門外不出ともいえるノーザンファームの繁殖牝馬が入手できる繁殖牝馬セール。前年に引き続き、今年も新型コロナ感染症拡大防止のために会場入り口には検温所が設けられ、会場内にはアルコール消毒液が置かれてのセール。それでも、午前10時15分からの展示には大勢のバイヤーが集まって、体形や体格、気性などをチェックした。

 正午に幕を開けたセールで最高価格となったのは上場番号51番のエトワール(5歳、父ハービンジャー)。今年7月の函館競馬を最後に競走馬登録を抹消された未供用馬だが、最終出走時498kgという恵まれた馬体の持ち主で、自身はJRA 2勝。4戦目に芝2000mの未勝利戦を勝ち上がり、フローラS(G2)にまで駒を進めた期待の大きな馬だった。牝系をたどればフサイチコンコルドやヴィクトリー、リンカーンが名を連ねる良血ファミリーで、おばジェラシーもスイートピーSに勝ってオークス(G1)4着の活躍馬だ。100万円からスタートしたせりは複数の購買者から声がかかり50万円単位でせり上がり、1,000万円に。その後は100万円単位での争奪戦となって、最終的には44,000,000円でシンボリ牧場が落札した。

 高額2位は上場番号5番のマンハイム(7歳、父ダイワメジャー、レイデオロを受胎)。デビューは3歳2月と遅れたものの、その初戦で出走経験馬を相手に芝1600m戦で堂々と初勝利を記録。脚部の故障により早期引退を余儀なくされたが、半兄にワールドエース、半弟にワールドプレミア、ヴェルトライゼンデがいる血統で、すでに2頭の出産経験がある。

せりは、1,000万円からスタートして100万円単位での争奪戦となり、最終的な落札価格は34,100,000円。グランド牧場が競り合いを制した。こちらは受胎牝馬の最高落札馬となった。

 セール終了後、ノーザンファームの吉田俊介副代表は「上場馬のほとんどが日本軽種馬協会が行う優良繁殖牝馬導入促進事業の対象馬となっているようにまだ若く、血統背景もしっかりとした馬を泣く泣く選んで上場させております。たくさんの方にご参加いただき、高い評価に感謝申し上げると同時に、今回の結果を踏まえて来年以降の上場馬を決めていきたいと思います。今回で3回目となるセールですが、みなさまがご購買された馬の子供たちが活躍することを切に願っております」とコメントしている。