令和3年度ホッカイドウ競馬が開催終了
11月4日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において開催されていた、令和3年度(2021年度)のホッカイドウ競馬が、15開催82日間の全日程を終了した。
本年度のホッカイドウ競馬は4月14日に開幕。今年度の開催は、新型コロナウイルス感染症対策のため、場外発売所(Aiba)の一部では休業や時短営業を実施するとともに、門別競馬場でも無観客開催や入場制限を行ったほか、7月15日には悪天候(濃霧)のため3競走が取りやめになる不運も重なった。
しかしながら、本年度もインターネット発売が全体に占める割合の95%を超えるなど好調に推移。JBCデーとなった11月3日には一日の発売金額レコードを更新する1,821,992,390円を記録し、10月26、27、28日、11月2、3、4日の第15回門別開催の発売金額は、4,991,771,350円となり、ホッカイドウ競馬における一開催の発売金額レコードを更新し、全日程を終えた本年度の発売金額は52,299,692,470円となり、ホッカイドウ競馬における一年間の発売金額レコードを更新した。
計画対比は139.08%、前年対比は100.49%。発売金額が前年度を上回るのは11年連続、500億円の大台を突破するのは前年に続き2年連続となった。
北海道軽種馬振興公社は「これもひとえに、関係各位をはじめ、関係団体の多大なるご支援とご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。今後は、年度末までJRAや南関東競馬などの他場発売をしていきますので、次期続きご支援賜りますようお願い申し上げます」とコメントを発表した。
本年度のホッカイドウ競馬のリーディングは、調教師部門が143勝を記録した田中淳司調教師。143勝は田中淳司調教師が2018年シーズンに記録した142勝を抜く、ホッカイドウ競馬におけるシーズン最多勝利記録となる。リーディング調教師は2015年から7年連続7回目。2位は99勝の角川秀樹調教師、3位は84勝の小野望調教師だった。
騎手部門のリーディングは131勝の石川倭騎手で、2019年から3年連続3回目。2位は126勝の服部茂史騎手、3位は99勝の桑村真明騎手だった。
本年度から新設された一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会協賛の「カウントアップチャレンジ2021」は、カウントアップS(スプリント)が、グランシャリオ門別スプリント、道営スプリントと対象競走2勝のアザワク、カウントアップM(ミドル・マイル)が、コスモバルク記念、旭岳賞、道営記念と対象競走3勝のクインズサターン、赤レンガ記念、瑞穂賞と対象競走2勝のリンノレジェンドの2頭、カウントアップL(レディス)が対象馬なし。受賞馬にはボーナスとして2,000,000円、もしくは、4,000,000円が馬主およびきゅう舎関係者に贈られた。