ひだかうまキッズ探検隊が門別競馬場で競馬観戦
11月3日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが主宰する「ひだかうまキッズ探検隊2021」は、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬を観戦した。
ひだかうまキッズ探検隊は馬産地の新ひだか町の小学校に通う子供たちに、日高管内の馬に関する場所へ行き、馬の文化や歴史、軽種馬生産の仕事について理解を深めてもらおうというもの。今年は7月17日のライディングヒルズ静内、7月22日の岡田スタッド見学、10月2日の矢野牧場見学、10月17日の種馬場見学、10月30日の北海道静内農業高等学校体験入学に続き6回目の活動になり、17人のキッズが参加した。
この日、新ひだか町役場に集合したキッズは、貸し切りバスで門別競馬場へ移動。はじめての競馬観戦に胸を躍らせ、JBC競走の予想に余念のないキッズもいたという。
門別競馬場に到着すると探検隊を代表して小学4年生の土田凰司さんが実況中継の放送席にゲスト出演。ひだかうまキッズ探検隊の活動が紹介され、将来の夢を聞かれた土田さんは「調教師か競馬を実況するアナウンサーの人になりたいです」と答え、放送席の伊藤政昭アナウンサーから「がんばりましょうね。この馬産地北海道をしょって立つような存在に凰司くんがなってくれることをおじさんも楽しみにしてます」と激励された。
レースの合間には、スペシャルゲストとして駆けつけた岡田スタッドの岡田牧雄さんが、競馬新聞の見方やパドックでの馬の見方を説明。岡田さんは金沢競馬場で行われるJBCレディスクラシック(Jpn1)、JBCスプリント(Jpn1)、門別競馬場で行われるJBC2歳優駿(Jpn3)の予想を披露し、JBC2歳優駿(Jpn3)のパドックでは「目が輝いている馬に注目しましょう」、「元気にリズムよく歩いている馬を探しましょう」とアドバイスした。
また、ホッカイドウ競馬の視察に訪れた鈴木直道北海道知事も、キッズたちのところに顔を出しあいさつ。ひだかうまキッズ探検隊の活動に理解を示し、馬について学習する子どもたちの姿に目を細めた。
探検隊は場内にあるサマーハウスでJBCレディスクラシック(Jpn1)とJBCスプリント(Jpn1)をモニター越しに観戦。JBC2歳優駿(Jpn3)はゴール板前でライブ観戦した。
子どもたちは競走馬がレースに臨む姿や砂塵を巻き上げて懸命に走る姿、馬上で競走馬を自在に操る騎手の雄姿を目に焼き付け、興奮冷めやらぬ様子で競馬場を後にした。