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メイショウサムソンが種牡馬引退

  • 2021年11月02日
  • 種牡馬を引退したメイショウサムソン
    種牡馬を引退したメイショウサムソン
  • 元気な姿で新天地に到着した
    元気な姿で新天地に到着した
  • 放牧地でも元気いっぱいに走り回った
    放牧地でも元気いっぱいに走り回った

 10月28日、浦河町西幌別にあるイーストスタッドで種牡馬生活を送っていたメイショウサムソンが種牡馬を引退することになり、日高町緑町にあるひだか・ホース・フレンズに移動した。

 メイショウサムソンは牡18歳の鹿毛。父はオペラハウス、母はマイヴィヴィアン、母の父はダンシングブレーヴという血統で、浦河町西幌別にある林孝輝氏の牧場で生産された。

 現役時代のメイショウサムソンは、松本好雄氏の所有馬、栗東の瀬戸口勉厩舎、高橋成忠厩舎の管理馬として競走生活を送り、成績は27戦9勝2着7回3着2回。3歳時には2006年の日本ダービー(G1)、皐月賞(G1)、スプリングS(G2)などを制覇しJRA賞最優秀3歳牡馬に、4歳時には2007年の天皇賞(春)(G1)、天皇賞(秋)(G1)、大阪杯(G2)などを制覇しJRA賞特別賞を受賞した。

 現役引退後の2009年から安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬入り。イーストスタッドには2014年から繋養されていた。代表産駒には2020年の愛知杯(G3)、2019年の福島牝馬S(G3)、2015年のアルテミスS(G3)などを制覇したデンコウアンジュ、2019年の中山牝馬S(G3)などを制覇したフロンテアクイーン、2017年の函館記念(G3)などを制覇したルミナスウォリアー、2018年の福島牝馬S(G3)などを制覇したキンショーユキヒメ、2018年の京都ハイジャンプ(JG2)などを制覇したアスターサムソンなどがいる。

 種牡馬を引退したメイショウサムソンは、認定NPO法人引退馬協会へ譲渡。同協会による「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」の10頭目の受け入れ馬になるという。

 イーストスタッドの谷川貴英社長は「種付頭数が少なくなったのと来年で19歳という年齢を考慮して種牡馬引退を決めました。イーストスタッドを退厩するときには、生産者の林さんも家族や従業員と見送りにきてくれました。新しい環境にもすぐに慣れて放牧地で草を食べてる姿を見て安心しました。ひと足先に種牡馬を引退して、いまはひだか・ホース・フレンズでお世話になっているディープスカイと仲良くやってほしいですね」と話した。