門別軽種馬生産振興会が馬魂慰霊祭
10月7日、門別軽種馬生産振興会(庄野宏志会長)は日高町緑町にある日高軽種馬農業協同組合門別種馬場跡地の馬魂慰霊碑前において、馬魂慰霊祭を執り行った。
馬魂慰霊祭は振興会の伝統行事。毎年、10月の「7」の付く日に行われている。馬魂慰霊碑の周辺には馬頭観世音菩薩やかつて門別種馬場にて種牡馬として繋養されていたホウヨウボーイの墓碑などが建立されている。
馬魂慰霊祭には庄野会長、槇本一裕副会長、門別正理事、日高町産業課の湯村篤司課長、門別町農業協同組合営農部の松並智幸部長、みなみ北海道農業共済組合西部家畜診療センターの吉田真郷所長、日高町獣医師会の沖田正憲会長、公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場の山口直人次長、(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブの秋山達也営業部長らが参列。富川神社の高橋秀徳宮司の神事に則って、参列者は祈りを込めて両手で持った玉串の根元を神前へ向けて祭壇におさめ、二礼二拍手一礼の作法で拝礼し、門別の軽種馬産業発展、軽種馬生産育成のレベルアップに貢献した競走馬、種牡馬、繁殖牝馬といった功労馬に感謝の気持ちを伝えて冥福を祈り、今後の門別産馬や愛馬の活躍、無事の出産、軽種馬生産のさらなる発展を祈願した。
庄野会長は「本日はお忙しいところ、当振興会の馬魂慰霊祭にお集まりいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。皆さまのおかげをもちまして、無事、馬魂慰霊祭を執り行うことができました」とあいさつし、「コロナ禍ではありますが、中央・地方とも馬券の売り上げは好調で北海道市場も過去最高売り上げを記録して安堵してます。これからG1レースが続き秋の競馬が盛り上がっていきます。門別産馬が活躍してくれればうれしいです」と話した。
振興会会員の生産馬は今年、テーオーケインズが帝王賞(Jpn1)に優勝。ほかにもシゲルピンクルビーがフィリーズレビュー(G2)に、10月2日のシリウスS(G3)ではサンライズホープが勝利を飾っている。