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Aiba江別が移転リニューアルオープンを迎える

  • 2021年09月08日
  • 移転リニューアルオープンしたAiba江別
    移転リニューアルオープンしたAiba江別
  • 「れんがのまち」江別をイメージした看板
    「れんがのまち」江別をイメージした看板
  • 広々としたフロアーは自然光を取り入れた明るい空間
    広々としたフロアーは自然光を取り入れた明るい空間
  • 隣接する商業施設「EBRI」は元煉瓦工場を再利用している
    隣接する商業施設「EBRI」は元煉瓦工場を再利用している

 8月30日、江別市にあるホッカイドウ競馬の場外発売所Aiba江別が、移転リニューアルオープンを迎えた。

 移転リニューアルオープン初日は、緊急事態宣言下のため盛大なセレモニーはなく、購入した馬券を提示した来場者へは、隣接する商業施設の「EBRI」内全店舗共通利用券500円分をプレゼント。ささやかに移転オープン記念イベントを開催した。

 Aiba江別は、発売額確保対策を図るため、道内11か所目のミニ場外発売所として、JR野幌駅から徒歩8分ほど離れた国道12号線沿いのパチンコ店2階に2006年2月に開設。オープン以来、札幌市近郊の場外発売所として江別市民や周辺の競馬ファンに親しまれてきたが、初期のミニ場外発売所と同様、施設が手狭だったことが問題となっていた。

 移転リニューアルオープンしたAiba江別は、「れんがのまち」として、江別の発展に寄与してきた煉瓦工場の跡地を再利用した商業施設「EBRI」の駐車場内に建設。JR野幌駅からは徒歩5分、近隣には大規模商業施設があり、公園や遊歩道など市民の憩いの場にも近く、周辺市町村からのアクセスも良いため、幅広いエリアからの集客が見込まれている。

 そびえ立つ看板は、沿道からも目立つ商業施設の「EBRI」との一体感を演出。建物は「れんがのまち」江別市をイメージした、おしゃれで洗練されたデザインが、よりインパクトを与え、江別市の街並みや近隣施設と調和した外観になっている。

 敷地面積は従来の1080m2から3173m2に、施設面積は従来の358m2から658m2に改善。収容人数は155名、駐車場は120台で、窓口数は自動発売払戻機10台、有人払戻機1台、モニターは34台ある。

 天井には自然光を取り入れられるよう排煙窓を設置した、明るい場内が印象的で、窓口には、体が不自由な方に対応したバリアフリー発売機を全道場外で初めて導入した。また、女性客に対応した広々としたパウダールームや小さな子ども連れでも安心のおむつ替えブースもあるという。発売はホッカイドウ競馬、南関東等他地方競馬のほか、J-PLACE江別としてJRAの発売を行う。

 北海道軽種馬振興公社の佃輝男専務理事は「これまでのAiba江別はJRAの発売時には入りきれないお客様に待っていただくなど、ご不便をかけてました。新たな施設は窓口数は変わりませんが、フロアー面積は約2倍になりました。これまで以上にゆったりとお楽しみいただけると確信しております。もちろん、これまで以上の売り上げを期待しております。本日はコロナ禍でのオープン初日となりましたので、盛大に移転オープンを祝えませんでしたが、来場していただいたお客様には感謝申し上げます。コロナが終息したら集客にも力を入れていきたいとおもっています。将来的には隣接する『EBRI』様とタイアップしたイベントも計画しています。ホッカイドウ競馬では、これからも地域に根ざした場外発売所を目指していく所存です。引き続き、Aiba江別に変わらぬご愛顧のほどを、よろしくお願い申し上げます」と話した。