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門別競馬場で2021ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド門別

  • 2021年08月23日
  • 2021ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド門別の記念撮影
    2021ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド門別の記念撮影
  • 第1戦を制した山田敬士騎手騎乗のカツゲキダイリン
    第1戦を制した山田敬士騎手騎乗のカツゲキダイリン
  • 第2戦を制した秋山稔樹騎手騎乗のウィシュワールド
    第2戦を制した秋山稔樹騎手騎乗のウィシュワールド
  • TR門別を終え笑顔の勝利騎手2名
    TR門別を終え笑顔の勝利騎手2名

 8月18日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、2021ヤングジョッキーズシリーズ(2021YJS)トライアルラウンド門別(TR門別)が行われた。

 YJSは2017年に創設されたJRAと地方競馬の見習い騎手による競走。今年で5回目を迎えた2021YJSには、地方競馬所属騎手29名、JRA所属騎手19名の合計48名が出場する。7月20日の佐賀競馬場で開幕。東日本地区と西日本地区に分かれ、12月27日に大井競馬場で、12月28日にJRA中山競馬場で行われるファイナルラウンド出場に向けて、各地の地方競馬場でトライアルラウンドが実施されている。

 東日本地区初戦となったTR門別には、地方競馬からは、地元ホッカイドウ競馬所属の若杉朝飛騎手のほか、赤津和希騎手(浦和)、七夕裕次郎騎手(浦和)、木間塚龍馬騎手(船橋)、篠谷葵騎手(船橋)、菅原涼太騎手(大井)、田中洸多騎手(大井)、古岡勇樹騎手(川崎)の8名、JRAからは美浦所属の秋山稔樹騎手、小林脩斗騎手、小林凌大騎手、菅原明良騎手、山田敬士騎手の5名の合計13名が出場。第10競走と第12競走の2競走でポイントを競った。

 第10競走のヤングジョッキーズTR門別第1戦は距離1200m(外)で11頭立て。1番人気に支持された山田騎手騎乗のカツゲキダイリンが、菅原明良騎手騎乗のアブシンベルに3/4馬身の差をつけゴールした。山田騎手は「うれしいです。1歩目、ポンと出てくれて、二の脚も付いてたんですけど、周りに主張する馬がいたので、それを行かせて自分の競馬をしようとおもってたんで、あのポジションで理想通りの競馬ができたかなあとおもいます。初めて乗らせてもらえたんですけど、とても乗りやすくて、言うこと聞いてくれて、最後も僕の気持ちに応えてくれて走ってたんで、馬に感謝してます。ゴールの瞬間は勝ったぁ、とおもいました」と話した。

 第12競走のヤングジョッキーズTR門別第2戦は距離が1800m(外)で12頭立て。3番人気のウィシュワールドに騎乗した秋山騎手が、菅原明良騎手が騎乗した2番人気のハバチューバーに2馬身の差をつけゴールした。秋山騎手は「それなりに人気もしてたので、仕事ができてよかったなとおもいます。もともと、スタートがそんなに早くないとおもっていたので、スタートが出たことが誤算だったので、位置取りであったり競馬のプランとは真逆の感じになったので、イメージとはちょっと違ったんですけど、ここにきて調子もすごくよかったですし、馬の力はあるとおもってたので、自信をもって乗りました。プランとは違ったので抜け出してからもいつ差されるかなと思いながら乗ってました。最後は脚が上がりながらも踏ん張ってくれました。そこに関しては馬に感謝したいですね」と話した。

 TR門別を終えての東日本地区の順位は、地方競馬所属は1位が18ポイントの古岡騎手、2位が15ポイントの七夕騎手と木間塚騎手、JRA所属は、1位が40ポイントの菅原明良騎手、2位が31ポイントの秋山騎手と山田騎手になっている。