馬産地ニュース

レックススタッドが一般見学を開始

  • 2021年08月06日
  • 一般見学が始まったレックススタッド
    一般見学が始まったレックススタッド
  • 新種牡馬のゴールドドリーム
    新種牡馬のゴールドドリーム
  • 馬房でリラックスするブルドッグボス
    馬房でリラックスするブルドッグボス

 8月1日、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドは、本年度の一般見学を開始した。時間は11時から12時までの1時間(最終受付午前11時45分)。見学の際にはレックススタッド向かいにある二十間道路牧場案内所での申込みが必要になる。見学期間は10月31日まで(状況によっては期間を短縮する場合あり)。

 レックススタッドは1988年に、錦岡牧場の土井睦秋氏(故人)、ビッグレッドファームの岡田繁幸氏(故人)、岡田スタッドの岡田牧雄氏、社台ファームの吉田照哉氏、ノーザンファームの吉田勝己氏らの有志によって開場された、日高管内を代表する有名種馬場のひとつ。過去にはミスターシービー、ダイナガリバー、メリーナイス、アイネスフウジン、スペシャルウィーク、タニノギムレット、ネオユニヴァースといった歴代の日本ダービー馬や日本産馬としてはじめてジャパンC(G1)を制覇したカツラギエースなどを繋養してきた。現在は2010年の日本ダービー馬エイシンフラッシュ、2008年のジャパンC(G1)優勝馬スクリーンヒーローや今年から種牡馬入りした2017年JRA賞最優秀ダートホースのゴールドドリーム、2019年NARグランプリ年度代表馬のブルドッグボスなどを繋養している。

 見学開始初日8月1日には北海道内外から20人ほどの競馬ファンが来場。馬房から顔を出す名馬との再会を楽しんだ。種馬場関係者によると暑い時期は放牧時間が短いため厩舎の外からの見学になるが、涼しくなれば放牧地での見学が可能になる場合もあるという。

 レックススタッドでは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、トイレの使用を含め事務所への立ち入り禁止(トイレは二十間道路牧場案内所横を利用)、スタッフは見学者との接触を控えるほか、マスク不着用の方、発熱や息苦しさ、強いだるさ、咳などの症状がある方、健康や体調に不安のある方、新型コロナウイルス感染者(疑いのある方を含む)との濃厚接触がある方、過去2週間以内に海外渡航歴がある方の見学を断っている。また、ほかの見学者とのソーシャルディスタンスの確保を呼び掛けている。