馬産地ニュース

新ひだか町博物館で企画展「顕彰馬に選定された34頭の蹄跡」

  • 2021年08月06日
  • 新ひだか町博物館の移動企画展
    新ひだか町博物館の移動企画展
  • キタサンブラックの蹄跡を展示したパネル
    キタサンブラックの蹄跡を展示したパネル
  • 歴代の顕彰馬は雑誌「優駿」の記事とレースパネルで展示した
    歴代の顕彰馬は雑誌「優駿」の記事とレースパネルで展示した

 7月31日から新ひだか町静内山手町にある新ひだか町博物館にて、令和3年度新ひだか町博物館・浦河町馬事資料館移動企画展「顕彰馬に選定された34頭の蹄跡」が始まった。期間は8月22日まで(8月2日、8月10日、8月16日は休館日)。入場無料。

 この移動企画展は、日高地方の基幹産業のひとつである軽種馬生産への興味関心を深める事業として、浦河町郷土博物館と新ひだか町教育委員会(主管:文化振興課)が共同開催するもの。公益財団法人馬事文化財団JRA競馬博物館、日胆地区博物館等連絡協議会、浦河町立郷土博物館友の会が後援している。

 JRA競馬博物館所蔵パネルなどにより馬事文化を紹介する企画展では今回、令和2年度JRA顕彰馬に選定されたキタサンブラックをはじめ、新ひだか町(旧静内町・旧三石町)や浦河町生産の歴代顕彰馬もパネルなどで展示。キタサンブラックは、馬主、生産者、調教師、調教助手、厩務員、獲得賞金、表彰歴、血統などが記載されたプロフィール、デビューから引退まで全20戦の競走成績、新馬戦、3歳500万下、重賞初制覇を飾ったスプリングS(G2)、3歳秋初戦のセントライト記念(G2)、北島三郎オーナーにとって悲願のG1初制覇となった菊花賞(G1)、2つ目のG1制覇となった2016年の天皇賞(春)(G1)、京都大賞典(G2)、ジャパンC(G1)、G1昇格後最初の勝ち馬となった2017年の大阪杯(G1)、前年に続く連覇となった天皇賞(春)(G1)、春秋連覇を決めた天皇賞(秋)(G1)、引退の花道を勝利で飾った有馬記念(G1)、34頭目のJRA顕彰馬に選定された際の関係者コメントなどを10枚のパネルで紹介している。

 ほかにも新ひだか町博物館や新ひだか町図書館が所蔵する雑誌「優駿」のバックナンバーで、シンザン、ナリタブライアン、タイキシャトル、トウカイテイオー、メジロマックイーン、シンボリルドルフ、オグリキャップ、ミスターシービー、オルフェーヴル、キタサンブラック、ディープインパクト、ロードカナロア、ジェンティルドンナ、メジロラモーヌ、メイヂヒカリ、ハクチカラ、コダマ、テンポイント、エルコンドルパサー、ウオッカ、テイエムオペラオーといった歴代のJRA顕彰馬の写真や記事を紹介。また、浦河町立郷土博物館が所蔵する、ハクチカラ、シンザン、ハイセイコー、トウショウボーイ、コダマ、テンポイント、オグリキャップ、メジロマックイーン、トウカイテイオー、テイエムオペラオーのレースパネルやJRAが発行したディープインパクト、ウオッカ、ロードカナロアのヒーロー列伝のポスターでも歴代のJRA顕彰馬を紹介している。