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浦河町立図書館で内藤律子さんの写真展

  • 2021年08月06日
  • 浦河町立図書館で始まった写真展
    浦河町立図書館で始まった写真展
  • 2022カレンダーの写真13枚を展示
    2022カレンダーの写真13枚を展示
  • オグリキャップの写真などを展示
    オグリキャップの写真などを展示

 7月29日から浦河町大通3丁目にある浦河町立図書館にて、「内藤律子サラブレッド写真展 2021 私の写真歴Part3&・・・」が始まった。写真展は8月31日まで。時間は火曜、木曜から日曜が10時から18時、水曜は10時から20時。月曜休館。入場は無料。

 内藤さんは埼玉県出身。東京写真専門学校卒業後、NYスタジオを経て今井寿恵氏に師事。日本写真家協会会員。平成9年から浦河町に在住している。

 1976年にAPA入選を皮切りに1990年にJRA馬事文化賞を受賞。1979年に新宿ニコンサロンにて初の個展「満ち足りた日々」を開催して以降、日本各地やフランスで個展を開催してきた。浦河町立図書館では写真展を2001年から毎年夏に開催。今年で21年連続となる。

 写真展では館内1階の受付前に2022年カレンダーの1月から12月、表紙などに使用した写真13点を展示。1階から地下1階の階段踊り場には2022年とねっこカレンダーに使用した7点12枚を展示した。

 また、地下1階のメインスペースには、2010年7月に死亡した、芦毛の怪物と称され日本全国に競馬ブームを巻き起こしたオグリキャップの種牡馬時代の写真や東京競馬場でお披露目された際の写真を中心に20点を展示。ほかにも「愛しのサラブレッド」、「神威の星」、「オグリキャップの子どもたち」、「『白の時間』名馬オグリキャップ引退後20年の日々」、「サラブレッドの四季」、「サラブレッド浪漫」といった、これまでに発行した写真集も置かれている。

 内藤さんは「1991年、オグリキャップが日高に戻って来ました。あまりの過熱に圧倒され見守っていましたが、(株)優駿の方より、お声かけいただき、初産駒を撮る事になりました。そして写真集『オグリキャップの子どもたち』が出来たのでした。その時期は、荻伏牧場の寮にお部屋をいただき、本格的に日高に腰を据え、撮影に集中していた時でもありました。そして1997年に浦河に完全に住所を移し、愛犬を飼い、田舎生活を満喫していました。2004年、写真集『サラブレッド浪漫』のための写真展を全国で行った時、オグリキャップのたった一枚の写真の前に群がる人々の姿がありました。ファンはオグリキャップの今の姿を求めていると感じ、又、本格的に追いかける事にしました。2010年の亡くなる1週間前に撮影したものが、最後になりました。写真集『白の時間』そんなオグリキャップが、いつも傍らにいる20年でした」と綴っている。