馬産地ニュース

JBBAで2021年生産育成技術者研修体験入学会

  • 2021年08月06日
  • JBBA静内種馬場で行われた体験入学会
    JBBA静内種馬場で行われた体験入学会
  • 曳き馬をする体験入学会参加者
    曳き馬をする体験入学会参加者
  • 騎乗訓練に励む第43期生産育成技術者研修生
    騎乗訓練に励む第43期生産育成技術者研修生

 7月29日、新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会(JBBA)静内種馬場において、2021年度JBBA生産育成技術者研修の第1回体験入学会が行われた。

 体験入学会は、競走馬の生産・育成関連の仕事に就業するための基礎となる知識、技術を約1年間で習得することを目的とするJBBA生産育成技術者研修について理解を深めるために実施。JBBAと牧場就業促進事務局(BOKUJOB)との共催で開催された。第1回の体験入学会には、研修や競走馬の牧場で働いてみたいと興味を持つ16歳から24歳の男女10人が参加した。

 午前9時前にJBBA静内種馬場に到着した参加者は、種馬場全体の施設を見たあと、今年4月に入講して研修に励む第43期生産育成技術者研修生の騎乗訓練の様子を見学した。騎乗未経験者が大半を占める第43期生は、20cmから30㎝の低い障害飛越で走行時間を競うジムカーナで人馬一体となった騎乗技術を披露した。

 参加者は第43期生のアドバイスのもと、研修乗馬の曳き馬も体験。「今日は短い時間でしたが研修の様子や内容がわかりとてもためになりました。JBBAの研修に参加したいとおもいます。楽しかったです。ありがとうございました」と参加者がお礼の言葉を口にすると、第43期生は「こちらこそ短い時間でしたが楽しかったです。ぜひ、JBBAの研修に入ってください」と見送った。

 参加者一行はその後、昼食をはさみ、午後からは新冠町のホロシリ乗馬クラブでの体験乗馬、ビッグレッドファームの見学、北海道市場の見学をし、翌日は浦河町の軽種馬育成調教センターの育成調教技術者養成研修を見学した。

 JBBAの体験入学会は8月27日に第2回を開催。すでに申し込みは締め切られている。個別の体験入学会は9月10日まで随時受付。希望者はJBBAホームページの「体験入学(随時)申込フォーム」から申し込みできる。  

 また、来年4月に開講する2022年度(第44期)生産育成技術者研修ついては、現在募集受付中。応募期間は9月10日までとなっている。研修期間は2022年4月中旬から2023年3月中旬の約1年間。募集人員は14名程度。応募資格は研修入講時に中学卒業以上の学歴を有する方、②研修修了後必ず競走馬の生産・育成に3年以上就労できる方、③厩舎作業及び騎乗訓練を行うのに支障のない方(騎乗経験問わず)となっている。詳細はJBBAホームページ生産育成技術者研修生募集サイトhttps://jbba.jp/trainee/まで。