馬産地ニュース

ひだかうまキッズ探検隊がライディングヒルズ静内を訪問

  • 2021年07月19日
  • ライディングヒルズ静内を訪問したひだかうまキッズ探検隊2021
    ライディングヒルズ静内を訪問したひだかうまキッズ探検隊2021
  • くしでたてがみを整えた
    くしでたてがみを整えた
  • ひとりで馬をリードした
    ひとりで馬をリードした

 7月17日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが主宰する「ひだかうまキッズ探検隊2021」は、新ひだか町静内真歌にある乗馬施設「ライディングヒルズ静内」を訪問した。

 ひだかうまキッズ探検隊は、2017年にスタートした馬の歴史・文化・仕事を「見る・知る・学ぶ」取り組み。新ひだか町の小学校3年生から6年生を対象に、日高管内のさまざまな馬に関わる場所へ行き、自分の目で見て知ることができる。

 5年目を迎えた今年最初の訪問先はライディングヒルズ静内。「馬と沢山ふれあって、仲良くなろう!」をテーマにしたこの日は、18人のキッズが参加した。

 ライディングヒルズ静内は2001年10月にオープン。馬とのふれあいや乗馬を通じての情操教育、障がい者の体験乗馬による心身の機能回復、健康づくりや生涯学習、後継者育成など、教育・保健・福祉の向上に貢献する社会教育施設として管理運営している。1986年の天皇賞(秋)(G1)優勝馬で、サクラバクシンオー、サクラキャンドル、エアジハード、ウメノファイバーなどの父として有名なサクラユタカオーが、種牡馬引退後に功労馬として余生を送っていた施設でも知られている。 

 貸し切りバスでライディングヒルズ静内に到着した18人のキッズは、3つのグループにわかれて馬の手入れ(ブラッシング)と曳き馬を体験した。

 馬の手入れでは、くしを使ってたて髪を揃え、ブラシで体の汚れを落とし、うらほりで蹄のケア。自分が手入れした馬について、どこを手入れされるのが好きなのか、足の裏はどんな形をしているかなどを書き込み、持ち込んだイラストを完成させた。曳き馬では最初はおそるおそる腰が引けていたキッズも最後は堂々とひとりで馬を曳いて歩いた。

 馬とのふれあいを体験したキッズたちは「最初は馬にさわるのが怖かったけれど楽しかった」、「たて髪がふわふわしていて気持ちよかった」と笑顔を見せ、最後はキッズたちの相手をした七一郎、ヒコ、チョコタンの3頭と一緒に記念写真に納まった。