馬産地ニュース

アロースタッドが一般見学をスタート

  • 2021年07月19日
  • 一般見学をスタートしたアロースタッド
    一般見学をスタートしたアロースタッド
  • 凛々しい顔でポーズをとるエポカドーロ
    凛々しい顔でポーズをとるエポカドーロ
  • リラックスした表情を見せるモズアスコット
    リラックスした表情を見せるモズアスコット
  • 見学受付をする二十間道路牧場案内所
    見学受付をする二十間道路牧場案内所
  • アロースタッド入口向かいにある見学者駐車場
    アロースタッド入口向かいにある見学者駐車場

 7月16日、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドは、今年の一般見学をスタートした。期間は12月12日までで、見学時間は15時から16時まで(11月以降は土・日のみ)。見学時には二十間道路牧場案内所で申し込みが必要になる(15時45分まで。11月以降は直接訪問)。

 アロースタッドは1982年9月に設立された日高を代表する大型スタリオン施設のひとつ。これまでにアンバーシャダイ、アジュディケーティング、サウスヴィグラス、サクラローレル、サニーブライアン、スズカマンボ、セイウンスカイ、タイキシャトル、タマモクロス、パラダイスクリーク、ブライアンズタイム、ホリスキー、メジロライアン、ラムタラ、ワイルドラッシュなど数多くの有名種牡馬を繋養し、日本の軽種馬生産発展に寄与してきた。本年からは新たに皐月賞馬のエポカドーロ、芝とダートのJRA G1を制覇したモズアスコット、重賞ウイナーのレッドベルジュール、ディープインパクト産駒のウォータービルドという4頭の新種牡馬と再入厩のリーチザクラウンが仲間入り。ほかにも、ロジャーバローズ、ワンアンドオンリー、ディーマジェスティ、トーホウジャッカルといったクラシックホースやダートのトップ種牡馬シニスターミニスター、米年度代表馬カリフォルニアクロームなど30頭以上の種牡馬を擁し、今年は1,200頭以上と交配したという。

 見学初日は北海道内外から見学開始を待ち焦がれていた熱心なファンがレンタカーや自家用車で来場。アロースタッド入口の向かいに設置された見学者のパーキングエリアに駐車して場内に入場した。来場者は厩舎の馬房から顔を出す種牡馬との対面に目を輝かせながら楽しんでいた。

 見学に際しては、新型コロナウイルス感染予防対策を実施。マスク不着用の方、咳の症状がある方、発熱中の方、健康に不安のある方、体調のすぐれない方、感染が疑われる方と濃厚接触がある方、海外から帰国して14日以上経過していない方の入場は断っている。また、見学者は、他の来場者との距離を取り譲り合うこと、見学不可の場所に絶対に立ち入らないこと、牧場スタッフとの接触を控えること、見学マナーを厳守すること、15時になるまでは車内や路肩で待機すること、カメラのフラッシュは厳禁、場内での傘(日傘を含む)厳禁、スマホの自撮り棒の使用禁止などの注意事項もある。

 アロースタッドは「今年もコロナ禍のなか、見学をスタートすることになりました。限られた時間ではありますが、来場される方は感染予防対策、ルールやマナーを守って見学し、良い思い出になるよう楽しんでほしいです」と話している。