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ノーザンホースパークでセレクトセール1歳セッション開催

  • 2021年07月16日
  • 1位タイとなったディープインパクト産駒のゴーマギーゴーの2020
    1位タイとなったディープインパクト産駒のゴーマギーゴーの2020
  • 1位タイとなったロードカナロア産駒のファイネストシティの2020
    1位タイとなったロードカナロア産駒のファイネストシティの2020
  • ディープインパクト産駒の最後の上場となったスイープトウショウの2020
    ディープインパクト産駒の最後の上場となったスイープトウショウの2020

 7月12日、一般社団法人日本競走馬協会(吉田照哉会長代行)は、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパーク特設会場において、セレクトセール2021のサラブレッド1歳特別市場を開催した。

 当日は欠場馬6頭を除く242頭が上場。うち226頭が取引され、落札率は93.4%、落札総額は12,796,300,000円(税込、以下同)平均価格は56,620,796円を記録した。落札率は4年連続で90%を超えて今年は過去最高、落札総額も4年連続で10,000,000,000円を超え、今年は1歳セッションのレコードを更新した。

 せり開催に先立ち、吉田会長代行は「本日はお忙しいなか、遠方より、また、コロナ禍のなかを顧みず、当セールにご来場いただきまして誠にありがとうございます。おかげさまを持ちまして、今回のセールは、いままで以上の購買登録をしていただいて、すでに700人を超えて去年より1割ほど多い購買登録をしていただいております。また、セールの出身馬の成績も良くて、去年は海外を合わせましてG1を7勝、香港では1着から3着が当セール出身馬、馬のレベルも非常に上がってきていると感じています。今年はディープインパクトが最後になりますが、そのぶん繁殖牝馬のレベルが上がってきてます。また、今年からオンラインのセールも開始します。どうぞ、みなさん、当セールから日本の競馬だけでなく、世界に羽ばたく馬を見つけてご購買いただきますよう、よろしくお願いいたします」とあいさつした。

 1歳セッションの最高価格は330,000,000円で2頭。上場番号1番のゴーマギーゴーの2020は長谷川祐司氏、上場番号100番のファイネストシティの2020は藤田晋氏が購買した。ゴーマギーゴーの2020は父がディープインパクトの牡の鹿毛で、販売者は安平町早来源武にあるノーザンファーム、ファイネストシティの2020は父がロードカナロアの牡の鹿毛で、販売者は安平町早来源武にある(有)ノーザンレーシングだった。

 また、今年が最後の上場となったディープインパクト産駒は、ゴーマギーゴーの2020以外にも3頭が上場。上場番号52番のワッツダチャンセズの2020は132,000,000円で廣崎利洋HD(株)が落札、上場番号130番のジュエルメーカーの2020は主取、上場番号248番のスイープトウショウの2020は220,000,000円で池田豊治氏が落札した。