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ホッカイドウ競馬が有観客開催を再開

  • 2021年06月25日
  • 観客が戻ってきた門別競馬場
    観客が戻ってきた門別競馬場
  • 手指の消毒や検温をしてから入場門をくぐった
    手指の消毒や検温をしてから入場門をくぐった
  • 外らち沿いに陣取り手に汗握って観戦する観客
    外らち沿いに陣取り手に汗握って観戦する観客

 6月22日、グランシャリオナイターを開催しているホッカイドウ競馬は、日高町富川駒丘にある門別競馬場での有観客開催を再開した。

 ホッカイドウ競馬は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて北海道に発令された緊急事態宣言を踏まえ、5月16日から6月20日までの開催12日間を無観客開催として実施。一般のほか馬主及び生産者の入場を取りやめて開催してきた。その間行われた5月27日のダートグレード競走、北海道スプリントC(Jpn3)や6月17日のダービーシリーズ2021、北海優駿(ダービー)も無観客開催になった。

 北海道における緊急事態宣言が6月21日に解除されたことから、ホッカイドウ競馬は22日の開催から入場を再開決定。当面の間、場内滞留人数の上限を500名としている。

 再開初日の22日は、入場再開を首を長くして待ち続けていたファンが午後2時の開門前から駐車場に集まり、入場門前で手指の消毒、検温をしてから場内に入場。約1か月ぶりのホッカイドウ競馬をライブ観戦して楽しんだ。

 有観客が再開された第4回門別競馬の入場人員は、22日が205人、23日が240人、24日が360人。24日の栄冠賞をモーニングショーで制覇した阿部龍騎手は、競馬場に戻ってきたファンたちの前で「まだ完全にコロナが治まりきってないなか、こうして競馬場にお客さんが足を運んでくれるという環境は、すごく幸せに思います。これからも関係者一同頑張りますので、よろしくお願いします」とあいさつすると、スタンドから大きな拍手が沸き起こった。

 なお、混雑が予想される8月12日のブリーダーズゴールドC(Jpn3)実施日、10月14日のエーデルワイス賞(Jpn3)実施日、11月3日のJBC2歳優駿(Jpn3)実施日、11月4日の道営記念、道営スプリント実施日については、事前応募制になる。詳細は後日発表されるという。ただし、新型コロナウイルス感染症の全国・道内の感染者数の状況等によっては、急遽入場を取りやめる場合があり、その場合は、ホッカイドウ競馬HPにて公表される。

 また、全道16か所の場外発売所(Aiba、J-PLACE)における勝馬投票券の発売・払戻については、6月21日から7月11日まで、札幌駅前と札幌中央は20時までの時短営業、そのほかは通常営業。門別競馬場は平日が滞留人数上限500人、土日が通常営業となる。

 北海道軽種馬振興公社は、門別競馬場および場外発売所における感染拡大防止対策として、地方競馬全国協会が定めるガイドラインや「新北海道スタイル」に即した対策を引き続き実施するとし、来場者への協力を呼び掛けている。