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ホッカイドウ競馬が無観客開催

  • 2021年06月01日
  • 再び無観客開催になった門別競馬場
    再び無観客開催になった門別競馬場
  • 無観客開催を知らせる入場ゲート
    無観客開催を知らせる入場ゲート
  • スタンドの張り紙
    スタンドの張り紙

 4月14日に開幕したホッカイドウ競馬が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で北海道に緊急事態宣言が発令されたため、5月19日から無観客開催となった。

 ホッカイドウ競馬が無観客開催となるのは2020年10月29日の開催以来。事前応募制で受け付けていた5月27日の北海道スプリントC(Jpn3)の入場も無効になった。また、門別競馬場と全道16か所の場外発売所(Aiba、J-PLACE)おける勝馬投票券の発売・払戻についても、5月16日から31日まで、一部では営業時間短縮、休業となった。

 19日の門別競馬場は、一般ファンのほか馬主及び生産者も、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策の徹底を図るため、入場を禁止。静寂のなか、全12競走が行われた。

 ホッカイドウ競馬を運営する北海道軽種馬振興公社の佃輝男専務理事は「今年は4月の開幕からお客様をお迎えして開催してまいりました。売り上げのほうも前年を上回るペースで順調に推移してまいりました。しかしながら、日高や胆振管内においても感染者が増えてきていますし、門別競馬場はファンとの距離が近いです。騎手や厩舎関係者は日頃から検温や消毒を行い感染対策を徹底していますが、万が一、感染者が出ると競馬の開催を中止せざるを得ないこともあり、無観客開催としました。中央競馬、地方競馬とも売り上げが伸びるなか、若いファンの方が増えてきている印象があったので残念でなりません。新型コロナの感染拡大が落ち着き、一日でも早く緊急事態宣言が解除され、またお客様を門別競馬場に迎え入れたいです」と話していた。

 5月までとされた対応策は、北海道における緊急事態宣言が6月20日まで延長されたため、ホッカイドウ競馬においても無観客開催を6月20日まで延長。門別競馬場及び全道16か所の場外発売所(Aiba、J-PLACE)においても、勝馬投票券の発売・払戻が一部の場外で引き続き営業時間短縮、休業が継続されることになった。

 北海道軽種馬振興公社は、「感染拡大防止対策として、地方競馬全国協会が定めるガイドラインや『新北海道スタイル』に即した対策を引き続き実施するので、ご協力をお願いいたします」としている。