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門別競馬場で2歳戦がスタート、新種牡馬コパノリッキー産駒が勝利

  • 2021年04月20日
  • 2019年生まれ最初の勝ち馬に輝いたラブミードール
    2019年生まれ最初の勝ち馬に輝いたラブミードール
  • 父は2歳新種牡馬のコパノリッキーになる
    父は2歳新種牡馬のコパノリッキーになる
  • 喜びの関係者
    喜びの関係者

 4月14日、2021年のホッカイドウ競馬が開幕した日高町富川駒丘にある門別競馬場において、全国に先駆けて今年最初の2歳戦がスタートし、2歳新種牡馬コパノリッキー産駒のラブミードールが優勝した。

 開幕初日に行われる日本一早い2歳新馬戦は第6競走のJRAフレッシュチャレンジ競走。1着賞金は200万円、距離は1000mで行われた。

 出走馬は8頭。1番人気はコパノリッキー産駒のラブミードール、2番人気はロゴタイプ産駒のエイレーネと2歳新種牡馬の産駒が人気を集めた。

 17時10分に発走したレースは、好スタートから1番人気のラブミードールが先手を奪うと、最後の直線で後続を引き離し5馬身差で圧勝。1分01.6のタイムで2歳世代最初の勝ち馬に輝いた。

 牝で栗毛のラブミードールは、小林祥晃氏の所有馬、角川秀樹厩舎の管理馬、新ひだか町静内のグランド牧場生産馬。母は2012年のエーデルワイス賞(Jpn3)を制覇したハニーパイ、母の父はサウスヴィグラスという血統になる。角川厩舎は昨年のミッドナイトクロスに続き、2年連続で最初の2歳戦を勝利した。

 手綱を取った桑村真明騎手は「調教ではちょっと物見をした部分があって嫌だなと思っていました。いままでコースでしっかり追ったことがなかったので、まだ遊んでいるところもありました。能検も持ったままだったので使っていくうちに良くなっていくと思います。母のハニーパイと同じようなダッシュ力があります。短い距離ならよいかもしれません」と話した。

 父のコパノリッキーは2014年、2015年のフェブラリーS(G1)、2017年の東京大賞典(G1)、2014年、2015年のJBCクラシック(Jpn1)など、史上最多となる11のG1/Jpn1を制覇した、2015年のJRA賞最優秀ダートホースで2016年、2017年のNARグランプリダートグレード競走特別賞受賞馬。2018年から日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬生活を送っている。種牡馬としての人気は高く、初年度産駒の2歳世代は138頭が血統登録されている。