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BTCで北海道トレーニングセールのアナボリックステロイド検査用採血とビデオ撮影

  • アナボリックステロイド検査のための採血
    アナボリックステロイド検査のための採血
  • ビデオ撮影を終え検査用の採血場所へ向かう上場予定馬
    ビデオ撮影を終え検査用の採血場所へ向かう上場予定馬
  • 厳重に密封された検査用の血液
    厳重に密封された検査用の血液

 4月5日と6日の2日間、北海道市場を主催する日高軽種馬農業協同組合は、浦河町西舎にある軽種馬育成調教センターにおいて、北海道トレーニングセール上場馬のアナボリックステロイド検査用採血と調教ビデオ撮影を行った。

 北海道トレーニングセールのアナボリックステロイド検査は2014年から実施。ビデオ撮影時に上場馬予定馬の採血を行い、検査の結果、陽性の場合は上場を拒否している。これまでに陽性で上場拒否になったケースはない。

 検査用の採血はBTC日高育成調教施設ダート1600mトラック馬場でのビデオ撮影の前後に実施。マイクロチップ検査で番号を照合した後に採血された血液は、公益財団法人競走馬理化学研究所で検査されるという。

 同時に行われたBTCのビデオ撮影には、5日に14頭、6日に24頭の合計38頭が参加。その大半が日頃から軽種馬育成調教センター調教場を利用する地元・浦河町の育成馬だったが、中には新冠町から遠征してきた育成業者もいたという。

 ビデオ撮影はラスト1ハロンのタイムを計測。2日間ともJRA育成馬の調教の合間を縫って行われた。ダート1600mのトラック馬場は砂厚9cmのフラットコース。38頭全頭が11秒台を計測した。

 2日間を通して最も早いタイムを計測したのは、上場番号56番のソリッドリーズン2019で10.37秒。牝の鹿毛で父はルーラーシップ、母の父はジャングルポケット。生産牧場は新ひだか町三石の沖田博志氏、販売申込者・所有者、飼養者は浦河町西舎の(有)チェスナットファームになる。

 2番目の時計は10.41秒を計測した上場番号93番のティノ2019。牡の鹿毛で父は2歳新種牡馬のビッグアーサー、母の父はキンシャサノキセキ、販売申込者・所有者、生産牧場、飼養者とも(有)チェスナットファームとなる。

 3番目は10.65秒を計測した上場番号124番のムーンダスト2019。牡の栗毛で父はディスクリートキャット、母の父はデュランダル。青森県の(株)諏訪牧場の生産馬で、販売申込者・所有者、飼養者は浦河町西幌別の(有)グランデファームとなる。

 撮影された調教映像は4月中旬頃、オンラインカタログ上にて公開。また、映像を収めたDVDも作成して、希望者に上場馬写真集とともに送付される。

 北海道トレーニングセールは5月11日にJRA札幌競馬場で開催。せり方式は通常せりとオンラインビットによるハイブリッドになる。