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軽種馬育成調教センターが馬場清め式

  • 2021年04月01日
  • BTC調教場で行われた馬場清め式
    BTC調教場で行われた馬場清め式
  • 人馬の安全と利用馬の活躍を祈願する大平俊明理事長
    人馬の安全と利用馬の活躍を祈願する大平俊明理事長
  • 広大な敷地と最先端の施設を誇るBTC調教場
    広大な敷地と最先端の施設を誇るBTC調教場

 3月31日、浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(BTC、大平俊明理事長)は、BTC調教場屋内1200m直線ウッドチップ馬場南旋回場において、馬場清め式を開催した。

 馬場清め式には大平理事長、草野広実専務理事、安藤士郎場長などの役職員、JRA日高育成牧場の石丸睦樹場長、内藤裕司副場長、BTC利用者振興会の谷川寿郎会長ら会員、馬場メンテナンスを請け負う業者関係者など約40人が参列。浦河神社の酒井俊宮司の神事に従い玉櫛奉納した。

 馬場清め式は、BTC調教場の屋外馬場の開場に合わせ、人馬の安全と利用馬の活躍を祈願する伝統行事。今年は3月25日に1600mダートトラック馬場と800mダートトラック馬場を開場、3月29日に1200mと1600mのダート直線馬場を開場した。また、グラス馬場、坂路グラス馬場、芝2000m走路は5月10日の開場を予定している。

 BTCは競走用馬の資質の向上を図り安定的な競馬の発展を通じ、育成調教技術者の養成及び育成調教技術の改善・普及を行うことにより、優秀な競走馬資源をかん養し、もって軽種馬生産の振興を図ることを目的として、平成3年3月15日に設立。総面積1500haを誇る日高育成総合施設軽種馬育成調教場の運営・管理及び貸与を行っている。今年で開設30周年を迎えた。

 BTC利用馬の活躍は目覚ましく、過去にはタニノギムレットが日本ダービー(G1)、ゴールドシップが皐月賞(G1)など、ヒシミラクルが菊花賞(G1)など、トーホウジャッカルが菊花賞(G1)、タップダンスシチーがジャパンC(G1)など、ヒルノダムールが天皇賞(春)(G1)を制覇。今年に入ってからは、オーヴェルニュが東海S(G2)を、カラテが東京新聞杯(G3)を、テリトーリアルが小倉大賞典(G3)を、メイショウダッサイが阪神スプリングジャンプ(JG2)に優勝している。