馬産地ニュース

門別競馬場で3回目の競走能力・発走調教検査

  • 2021年03月29日
  • 一番時計の49.0秒で駆け抜けたエイシンヌプリ
    一番時計の49.0秒で駆け抜けたエイシンヌプリ
  • イスラボニータ産駒のエイシンリュージュ(5番)
    イスラボニータ産駒のエイシンリュージュ(5番)
  • コパノリッキー産駒のリッキオ(1番)
    コパノリッキー産駒のリッキオ(1番)

 3月25日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬の今年3回目の競走能力・発走調教検査が行われた。

 天候曇り、稍重の馬場コンディションで行われたこの日は、34頭の2歳馬、10頭の3歳、4歳以上馬が出走。2歳馬は6競走組まれた。2歳馬は800m、3歳、4歳以上馬は1000mの距離で行われ、結果、2歳馬は34頭全頭が合格、3歳、4歳以上馬はタイムオーバーと競走除外を除く9頭が合格した。

 2歳馬の一番時計は第6競走に出走したエイシンヌプリ。スタートはゆっくりもすぐに逃げた馬に追いつき、最後は後続を突き放し、この日唯一50秒を切る49.0秒でゴール板を駆け抜けた。

 本馬は父がパイロ、母がエーシンパナギア、母の父がエイシンサンディという青鹿毛の牝馬。平井克彦氏の所有馬、田中正二厩舎の管理馬、新ひだか町三石の木田牧場の生産馬となる。

 ファーストシーズンサイアーの産駒も姿を見せ、第1競走ではイスラボニータの産駒エイシンリュージュが50.6秒の走破時計で、第2競走ではコパノリッキーの産駒リッキオが50.7秒の走破時計で1位入線。ほかにもラニの産駒ヴォルフィアナ、パンツァー、イスラボニータの産駒ラコンテ、エーシントップの産駒エイシンスタートルも基準タイム以内で走破し合格した。

 ホッカイドウ競馬を運営する北海道軽種馬振興公社は3月24日に、令和3年度ホッカイドウ競馬2歳馬概定番組を発表。重賞競走は1着本賞金3000万円のJBC2歳優駿(Jpn3)、同じく2000万円のエーデルワイス賞(Jpn3)、600万円のブリーダーズゴールドジュニアカップなど11競走、特別競走は1着本賞金が220万円のウィナーズチャレンジが14競走、同じく65万円から100万円の1・2組が7競走、同じく300万円のスーパーフレッシュチャレンジⅠが1競走、同じく250万円のスーパーフレッシュチャレンジⅡが1競走の合計23競走、200万円のフレッシュチャレンジは53競走、100万円のアタックチャレンジは35競走、2歳戦は全部で322競走を予定している。