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レイデオロの初産駒が誕生

  • 2021年03月26日
  • ヒストリックスターの2021
    ヒストリックスターの2021
  • 父譲りの立派な馬体で生まれてきた
    父譲りの立派な馬体で生まれてきた
  • 供用2年目を迎えたレイデオロ
    供用2年目を迎えたレイデオロ

 昨年から安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送るレイデオロの初産駒が誕生した。

 レイデオロの生産牧場でもある安平町早来源武のノーザンファームにおいて、最初に誕生したのはヒストリックスターの2021。1月17日生まれの鹿毛の牡馬になる。

 本馬は2014年の桜花賞(G1)、札幌記念(G2)、チューリップ賞(G3)、2013年の新潟2歳S(G3)などを制覇した2014年JRA賞最優秀3歳牝馬ハープスターの半弟。祖母は1993年のオークス(G1)、桜花賞(G1)の牝馬二冠を制覇し1993年JRA賞最優秀3歳牝馬を受賞したベガ、おじには1999年の日本ダービー馬アドマイヤベガ、2001年JRA賞最優秀2歳牡馬、2003年、2004年JRA賞最優秀ダートホースのアドマイヤドンなどがいる血統になる。

 管理する鈴木亮厩舎長は「骨量も豊富で生まれた時から立派で大きな馬でした。父と母の血統背景もあり期待は大きいですが、血統に恥じない成績をという気持ちもありますが、まずは無事にイヤリングまで送り出すことが私たちの仕事です。しっかりとケアしていきます」と話した。

 牡7歳鹿毛のレイデオロは、父がキングカメハメハ、母がラドラーダ、母の父がシンボリクリスエスという血統。現役時代は(有)キャロットファームの所有馬、美浦の藤沢和雄厩舎の管理馬として2016年10月のメイクデビュー東京でデビュー勝ち。その後、葉牡丹賞、ホープフルS(G2)にも勝ち、無傷の3連勝で重賞ウイナーになった。2017年は日本ダービー(G1)、神戸新聞杯(G2)などを制覇してJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞。2018年には天皇賞(秋)(G1)、オールカマー(G2)を制覇してJRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞した。

 通算成績17戦7勝2着2回3着1回、総賞金881,550,000という記録を残し現役を引退。2020年は種付料が受胎条件600万円(フリーリターン特約付)と設定されるもすぐに満口となり、196頭の種付頭数を記録した。2021年の種付料は前年と同条件も、発表と同時に満口という人気ぶり。キングカメハメハの後継として人気を集めている。