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門別競馬場で2回目の競走能力・発走調教検査

  • 2021年03月23日
  • この日の一番時計を計測したカクテルライト
    この日の一番時計を計測したカクテルライト
  • 1着入線したザファクター産駒のエイシンルーキー
    1着入線したザファクター産駒のエイシンルーキー
  • ミラコロカルミアはホッカイドウ競馬で活躍したポアゾンブラックの初年度産駒
    ミラコロカルミアはホッカイドウ競馬で活躍したポアゾンブラックの初年度産駒

 3月18日、ホッカイドウ競馬は日高町富川駒丘にある門別競馬場において、今年2回目となる競走能力・発走調教検査を行った。

 天候曇り、良馬場で行われた2回目の検査には、2歳馬113頭、3・4歳馬7頭の合計120頭が出走。2歳馬は800mで19競走、3・4歳馬は1000mで2競走の21競走が組まれた。

 午後12時に始まった検査は午後4時過ぎに終了。2歳馬は競走中止の1頭、ゲート入りや発馬などに問題があった2頭を除く110頭が、3・4歳馬は7頭全頭が合格した。

 2歳馬の一番時計を計測したのは、第11競走に出走したカクテルライトで50.3秒。父カレンブラックヒル、母エフティアクトレス、母の父ファルブラヴという鹿毛の牝馬。祖母は1994年の札幌3歳S(G3)などを制したプライムステージで曽祖母は1987年、1988年の最優秀4歳以上牝馬ダイナアクトレスというファミリーで、杉山忠国氏の所有馬、生産は新ひだか町三石鳧舞にある明治牧場、田中正二厩舎の管理馬になる。

 また、この日は2歳新種牡馬の産駒も軒並み好走した。第1競走では新ひだか町静内田原のアロースタッドに供用されるラニ産駒のフィティアンガが51.4秒で、第4競走では同じくアロースタッドで供用されるポアゾンブラック産駒のミラコロカルミアが51.7秒で、第8競走では新ひだか町静内田原のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で1シーズンだけリース供用されたザファクターの産駒エイシンルーキーが52.1秒で、第16競走では安平町早来源武の社台スタリオンステーションで供用されるドレフォン産駒のダニーが51.3秒で1着入線。スタンドに駆け付けた馬主や生産者の前で立派に成長した姿を披露した。

 第3回目の競走能力・発走調教検査は3月25日に行われる。