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ゴールデンマンデラが白馬牧場に新入厩

  • 2021年03月12日
  • 白馬牧場に新入厩のゴールデンマンデラ
    白馬牧場に新入厩のゴールデンマンデラ
  • 父は無敗の英国ダービー馬ゴールデンホーン
    父は無敗の英国ダービー馬ゴールデンホーン
  • 種付料は受胎条件50万円(フリーリターン特約付)
    種付料は受胎条件50万円(フリーリターン特約付)

 昨シーズンから新ひだか町静内真歌にあるウエスタンファームにおいて種牡馬生活を送っていたゴールデンマンデラが、今シーズンから新冠町西泊津にある白馬牧場に移動して種牡馬生活を送ることになった。

 ゴールデンマンデラは牡4歳の鹿毛。父がゴールデンホーン、母がウエスタンマンデラ、母の父がネオユニヴァースという英国産馬になる。

 父のゴールデンホーンは2015年の英ダービー(G1)をデビュー4連勝で制覇したほか、エクリプスS(G1)、愛チャンピオンS(G1)、凱旋門賞(G1)を制した全欧年度代表馬。母ウエスタンマンデラは、2014年のマイラーズC(G2)、2012年のきさらぎ賞(G3)などを制覇したほか2012年の皐月賞(G1)で2着となり、現在は種牡馬としても活躍するワールドエースの半妹で、2019年の菊花賞馬ワールドプレミア、2020年の日本ダービー(G1)3着馬ヴェルトライゼンデの半姉。自身は2012年のセレクトセールサラブレッド1歳において、この年の牝馬としては最高価格となる157,500,000円(税込)で取引された市場取引馬になる。

 ゴールデンマンデラの競走成績は未出走ながら、無敗の英国ダービー馬ゴールデンホーンの日本初後継、我が国屈指のクラシックファミリーという血統背景から、昨年より供用開始。初供用年度はウエスタンファームのプライヴェート種牡馬として7頭と交配したが、今年度からはさらなる活躍の場を求めて新天地で再出発を図った。

 種付料は受胎条件50万円(フリーリターン特約付)。白馬牧場は「とても扱いやすくて賢い馬です。こちらに移動してきてから実馬を確認に来る生産者も増えてきました。馬体も立派ですし父系も母系も優秀ですので、1頭でも多く種付けして多くの産駒を残せればよいですね」と話した。