ひだかうまキッズ探検隊が馬の撮影会
2月20日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが主宰する「ひだかうまキッズ探検隊」は、新ひだか町静内田原にあるチェリーフィールズにおいて、馬の撮影会を行った。
チェリーフィールズはアロースタッドの主任を務めた本間一幸氏が定年退職後の2018年に開設した多機能牧場。かつて1982年の日本ダービー馬バンブーアトラスを送り出したジムフレンチや1983年の安田記念優勝馬キヨヒダカの父として知られるホープフリーオン、1985年の朝日杯3歳S(G1)優勝馬ダイシンフブキの父ドン、1990年の根岸S(G3)優勝馬エーコートランスの父トランスアランティック、地方競馬出身の芦毛の怪物として活躍し1990年代の競馬ブームを牽引したオグリキャップの母の父として知られるシルバーシャーク、1975年の日本ダービー2着馬ロングファスト、トウショウボーイの半弟トウショウゲートを種牡馬として繋養していた静内種畜牧場跡地にある。
総面積約3ヘクタールの牧場には、乗用馬や中間種、ポニー、繁殖牝馬、養老馬のほか、2019年までレックススタッドで種牡馬生活を送っていたキモンノカシワを管理。種付シーズンオフにはラブイズブーシェやユアーズトゥルーリなど3頭の種牡馬も繋養している。
乗用馬は北海道内の乗馬大会などで活躍。ポニーは門別競馬場やAiba静内でのイベント、新ひだか町内の小学校での出張授業など、地域の馬事振興にも積極的に協力しているという。
馬の撮影会には18人のキッズが参加。当日は降雨のためスタートが遅れたが、撮影時間になると雨も上がり、チェリーフィールズに到着した一行は、さっそく雪が残る放牧地へ移動した。
キッズは持参したデジタルカメラや携帯電話、タブレットを使って、放牧地にいるポニーや種牡馬を撮影。馬たちもカメラを構えるキッズに興味を示し、愛嬌あふれる表情でポーズをとっていた。撮影の合間には本間氏の粋な計らいでポニー乗馬も体験した。
キッズが撮影した作品は、2月末まで開催されていた新ひだか町インスタグラムフォトコンテストに応募したという。
2020年8月に始まった「ひだかうまキッズ探検隊2020」は今回が最後。参加したキッズのひとりは「いろいろなところに行けて勉強になりました。今日も楽しかったです」と話していた。