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サトノアレスがブリーダーズ・スタリオン・ステーションでスタッドイン

  • 2019年10月31日
  • スタッドインしたサトノアレス
    スタッドインしたサトノアレス
  • 520㎏を誇る雄大な馬体を披露
    520㎏を誇る雄大な馬体を披露
  • 朝日杯フューチュリティS(G1)を制した2016年JRA賞最優秀2歳牡馬
    朝日杯フューチュリティS(G1)を制した2016年JRA賞最優秀2歳牡馬

 10月18日朝、日高町富川東にある有名種馬場、ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに、来年から種牡馬として供用されるサトノアレスがスタッドインした。

 サトノアレスは父がディープインパクト、母がサトノアマゾネス、母の父がデインヒルという血統。牡5歳の黒鹿毛で千歳市東丘にある社台ファームの生産馬となる。

 サトノアレスは(株)サトミホースカンパニーの所有馬、美浦の藤沢和雄厩舎の管理馬として競走生活を送り16戦4勝。2016年の朝日杯フューチュリティS(G1)を初勝利から3連勝で制覇し、JRA賞最優秀2歳牡馬を受賞した。3歳となってからも巴賞に優勝し、東京新聞杯(G3)2着、京王杯スプリングC(G2)3着、安田記念(G1)4着などマイル前後の距離で活躍。10月16日付で競走馬登録を抹消した。

 到着時の馬体重は522㎏。さっそく種牡馬生活をスタートする準備に入った。事務局の(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブは「ディープインパクトから受け継いだ強烈な末脚とスピード、瞬発力を産駒に伝えて、父を超えるような活躍馬を送り出してほしい。母の父は2005年英チャンピオンサイアーのデインヒルで、母系はBCマイル(G1)ジュライC(G1)などを制したロイヤルアカデミーⅡや米チャンピオンサイアーのストームキャットなどがいる名門ファミリーです。血統的にも優れていますので期待が高まります」と話した。来年の種付料は後日発表される。