オータムセールが行われる
10月15、16日の2日間、日高軽種馬農業協同組合(木村貢代表理事組合長)が主催する、北海道市場オータムセール・サラブレッド1歳が、新ひだか町静内にある北海道市場で開催された。
2日間で432頭(牡190頭、牝242頭)が上場されて、320頭(牡150頭、牝170頭)が売却。74.1%の売却率で、売却総額は1,023,770,000円(税込、以下同)を記録。平均価格は3,199,281円となった。
セールに先だち、木村貢市場長は「今年の1歳馬は7月のセレクションセールに始まり、今回のオータムセールまで計4度開催させていただくこととしましたが、これまで好評のうちに開催することができ、また今回も多数の購買者登録をいただいております。気に入りの馬がいましたら、レポジトリーをご覧いただきながら積極的なご購買いただきますようお願いします」とあいさつ。多数の購買を呼びかけた。
開催を通した最高価格は日高町のWing Farm生産「エミネントシチー2018」(牝、父ジャスタウェイ)の22,000,000円(税込)。野田善己氏が落札した。半兄にJRA賞最優秀ダート馬エスポワールシチーがいる血統。同じく半兄のダークリパルサーも全日本2歳優駿(Jpn1)の4着馬と活躍している。
高額2位は新冠町の秋田牧場生産「フォーエバーダンス2018」(牡、父ロードカナロア)で14,850,000円。松本好雄氏が落札している。おばフォーエバーマークはキーンランドC(G3)の優勝馬。近親にはスティンガーなどがいる名門ファミリーだ。
3位は新ひだか町の桜井牧場生産「エステフ2018」(牝、父ドゥラメンテ)で11,550,000円。鳥井新一郎氏によって落札されている。
なお、団体購買ではJRA日本中央競馬会が5,610,000円で牝馬1頭を購入。兵庫県馬主協会が4頭(牡1頭、牝3頭)を総額8,030,000円で、石川県馬主協会が11頭(牡4頭、牝7頭)を総額25,080,000円で購買した。
セール終了後、木村組合長は「セプテンバーセールの導入により、昨年と数字の比較はしにくいが、私たちの予想を超えた売却率や売上額などを記録することができました。購買者の方々に感謝したい」と話し「今年は年間スケジュールにメスを入れた格好になったが、2歳トレーニングセールも含めた年間トータルの売却率(73.4%)や売り上げ総額(11,811,458,000円)から判断すると来年もこのスケジュールで開催する方向で検討したい」と話した。
オータムセールの結果はJBISホームページ(https://www.jbis.or.jp/seri/2019/11B4/)
または、日高軽種馬農業協同組合のホームページ(http://www.hba.or.jp/autumn_2019/)でご確認ください。