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ニューイヤーズデイが社台スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2019年10月22日
  • スタッドインしたニューイヤーズデイ
    スタッドインしたニューイヤーズデイ
  • 朝日を浴びて新天地に到着した
    朝日を浴びて新天地に到着した
  • 種付料は決定次第発表される
    種付料は決定次第発表される

 10月18日午前7時、安平町早来源武にある日本最大の種牡馬施設として知られる社台スタリオンステーションに、来年から種牡馬として供用を開始するニューイヤーズデイが、元気な姿でスタッドインした。

 ニューイヤーズデイは、父がストリートクライ、母がジェストホイッスルディキシー、母の父がディキシーユニオンという血統。牡8歳、鹿毛のアメリカ産馬で、母はボニーミスS(G2)、ダヴォナデイルS(G2)勝ち馬となる。

 ニューイヤーズデイの競走成績は3戦2勝。2013年8月のデビュー戦は3着に敗れたが、2戦目でのちのフロントランナーS(G1)勝ち馬のボンドホルダーを破って初勝利。重賞初挑戦となった3戦目のBCジュヴェナイル(G1)では、1番人気のハヴァナ、ストロングマンデートといったG1ホースを相手に、直線抜け出して初G1タイトルを獲得した。

 ニューイヤーズデイは現役引退後の2014年にアメリカのヒルンデールファームで種牡馬入り。代表産駒には今年のフロリダダービー(G1)、ハスケル招待S(G1)を制したほか、ケンタッキーダービー(G1)で1位入線したマキシマムセキュリティがいる。

 父ストリートクライは現役時代に2002年のドバイワールドC(G1)、スティーヴンフォスターH(G1)を制覇し、種牡馬入りしてからは2007年のケンタッキーダービー(G1)制覇のストリートセンス、北米牝馬史上最多となるG1レース13勝を記録したゼニヤッタ、G1レース25勝を記録したオーストラリアの歴史的名牝ウィンクスなどを送り出している。

 来年度の種付料は後日発表。社台スタリオンステーション事務局は「ブラジルで繋養されていたニューイヤーズデイは、一度アメリカへ渡ってから9月下旬に来日し、横浜市の動物検疫所で輸入検疫をしていました。台風19号の影響を心配しましたが、無事にスタッドインできてほっとしています。アメリカの主流血脈として注目されていた種牡馬でしたので、導入できてよかったです。配合相手にも困らない、いままで当スタリオンにいなかったタイプ。2歳戦からの活躍が期待できそうです」と話した。