馬産地ニュース

JRA日本中央競馬会のセプテンバーセール購買馬が日高育成牧場に入厩

  • 2019年09月30日
  • 11,340,000円(税込)で購買したマクフィ産駒
    11,340,000円(税込)で購買したマクフィ産駒
  • 12,960,000円(税込)で購買したリアルインパクト産駒
    12,960,000円(税込)で購買したリアルインパクト産駒
  • 7,992,000円(税込)で購買したマクフィ産駒
    7,992,000円(税込)で購買したマクフィ産駒

 9月19日午後、JRA日本中央競馬会が北海道セプテンバーセールで購買した1歳馬が、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場に入厩した。

 JRAは9月17日、18日に新ひだか町静内神森にある北海道市場にて開催された北海道セプテンバーセールにおいて、総額91,908,000円(税込)で14頭(牡6頭、牝8頭)を購買。日高育成牧場では、そのうちの11頭(牡6頭、牝5頭)を管理することになった。JRA職員による歩様検査、採血、馬体重測定、マイクロチップ検査、メディカルチェックなどを終えた11頭は、20日からさっそく馴致を開始するという。

 セプテンバーセール終了後、購買に携わった冨成雅尚業務課長は「今年はサマーセールとセプテンバーセールに分けて行われたことで、じっくりと馬を見ることができましたので、私どもにとってはとても買いやすいせりでした。特に今回はマクフィの仔を多数購買できました。スピードがありそうな産駒が多い印象を受けました。ブリーズアップセールはもちろん、2歳戦でも楽しみな感じです」と話した。

 セプテンバーセールをもって今年の1歳市場でのJRAの購買は終了の予定。今年のJRA育成馬は全部で83頭(牡40頭、牝43頭)になり、日高育成牧場では61頭(牡30頭、牝31頭)が育成調教される。冨成課長は「素晴らしい馬をたくさん買えてよかったです。セプテンバーセールでラインナップが揃ったことで全馬の馴致も、例年より早く進められるのでよかったです。育成調教ではトレッドミルや坂路で負荷をかけた体力づくりをしながら、乳酸値を測定するなどの科学的トレーニングを取り入れて、さらに強い馬をつくっていきたいと思います」と抱負を語った。