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エキマエ競馬MTG(ミーティング)Vol.15に宮下瞳騎手が登場

  • 2019年09月24日
  • トークショー、抽選会ともに歓声が起こるほどの盛り上がりをみせた
    トークショー、抽選会ともに歓声が起こるほどの盛り上がりをみせた
  • トークショーの後にはサイン会も行われた
    トークショーの後にはサイン会も行われた
  • 騎手としてだけでなく、2人の子供の母としてのトークも行った
    騎手としてだけでなく、2人の子供の母としてのトークも行った
  • 抽選会ではサイン入りTシャツのプレゼントもされた
    抽選会ではサイン入りTシャツのプレゼントもされた
  • 普段から親しいという宮下騎手と笹木さん
    普段から親しいという宮下騎手と笹木さん

 21日、Aiba札幌駅前B1Fフロアにあるスタンピーズカフェで、エキマエ競馬MTG(ミーティング)Vol.15が開催。今回は名古屋競馬に所属する宮下瞳騎手を招いてのトークショーが行われた。

 鹿児島県出身の宮下騎手は、1995年に名古屋競馬場で騎手デビュー。以後、重賞を制するなど順調に騎手としてのキャリアを重ねながら、2005年には日本における女性騎手の最多勝記録となる351勝を達成。また、その年には当時、名古屋競馬に所属していた、小山信行騎手との入籍を発表する。その後も勝ち鞍を量産していくものの、2011年に騎手を引退。2人の子宝に恵まれるも、ある日、長男からかけられた言葉に奮起する形で騎手復帰を決意。主婦業と厩務員の仕事を両立させながら、騎手試験の準備も行っていき、2016年、5年ぶりに名古屋競馬で騎手として復帰を果たす。今年はポルタディソーニで名港盃(SPⅡ)に優勝。また9月23日の時点で名古屋競馬のリーディングでは12位に付けている。

 司会進行を務めた坂田博昭さんに招かれる形でステージへと姿を見せた宮下騎手は、普段の勝負服の姿からは想像できないような、スタイリッシュな服装で登場。このステージを見に来ていたという元騎手の笹木美典さんも招かれ、旧交のある2人は当時の思い出などを語り合っていた。

 トークショーでは騎手復帰までの経緯についても語られ、当時は厩務員、主婦業の後に学科の勉強を行っていたために、睡眠時間が1、2時間しかなかったという話や、久しぶりの重賞制覇となったポルタディソーニについても語られた。

 坂田さんから今後の目標について質問を受けた宮下騎手は、「人馬共に怪我無く、そして馬を気持ちよく走らせたいです。そして、憧れとされるような女性騎手にもなりたいです」と話すと、この日、スタンピーズに詰めかけた多くのファンからは拍手も起こっていた。トークショーの後には宮下騎手のサイン入りゴーグルや秋桜賞のTシャツなどが当たる抽選会、そしてサイン会も行われた。宮下騎手は22日にAiba石狩で行われたトークショーにも参加。その日に行われた神戸新聞杯(G2)やオールカマー(G2)の予想も行うなどして、会場を沸かせていた。